●●●より(引っ込み思案君) | 厠(かわや)イヤミ百景

●●●より(引っ込み思案君)

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「いつも

 きれいに使って

 いただき

 ありがとう

 ございます」


文の区切り方をそのまんま正しく書いてみたけど、別に書いてあることはよくあるイヤミ。

綺麗に使った覚えもないし、礼を言われる筋合いもない。


なんならお礼の濡れ衣だ。

遠まわしな言葉の暴力かつ、こちらの身の追い込み作業だ。

「拭いておきましょうか?」と言いましょうか?


まあ誰がこんな言い回しを使い始めたのかは知らないが、全国的にも同じようなパターン化されたフレーズの貼り紙を見付ける。現に上の貼り紙は四国で見付けたものだ。

「いつもきれいに使っていただき」というところが非常にイヤミったらしい。重ね重ねに。


でもこの貼り紙を見て、このフレーズを使い始めた人物のヒントを掴みかけた気がした。


カリスマ的掃除のオバちゃん?

「全国トイレで親睦を図ろうの会」によるもの?

「清掃員さんの三角頭巾に萌え萌えの会」によるもの?


ノンノン・ルイルイ。


もしかしたら人間じゃないかもしれない。

もちろん「妖怪垢舐め」ならぬ、「妖怪糞舐め」の仕業でもない。


見て頂きたい。

貼り紙に名前が書いてあった。






とても小さくね。








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読めました?



もう一度引きの画像を。





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かなり小さく端っこに申し訳なさそうに「トイレ」と書かれている。

貼り紙と思われていた、これは実は手紙だったのだ。

もしくは宣誓布告。


よく見れば、この「ムニャムニャ、ねぇプリン丼のおかわりまだ~?」などレム睡眠中状態、もしくは心の中で思っていることを表しているようなフワフワモクモクとした吹き出し。


どうやら「トイレ」の文字から伸びているようだ。


なに?トイレが夢見てるの?トイレが今思っていることをわざわざ印刷物にしたの?


ともかくこれはトイレからの意見、清掃員からのイヤミかと思えばこれはトイレの声だったのだ。

清掃員の茶目っ気などでは決してない、断じてない、お茶目さんなのではない。

トイレがデザインから印刷、そして壁にペタリまで一人でこなしたのだ。


そういえば、以前にもトイレが自らの意見を述べたことがあった。

こちらからどうぞ「トイレ君からの伝言」。



にしても言ってることまで同じ。

どうやらトイレ同士の独自のネットワークでこのフレーズが出来上がっているに違いない。トイレ同士で検討に検討を重ね、「このフレーズいいんじゃない?最終的に"ありがとうございます"って言ってるんだし、誰も怒らないでしょ?」と選出されたものかもしれない。

イヤミには変わりないんだが。


もしくはこうとも取れる。

ここのトイレは正確的にはそんなに前に出るタイプではないのかも。

だから素直に言わずに、心ではこう思ってるんだよ、夢の中だけでも綺麗であって欲しいなという願望がこのフワフワモクモクで表されているんだろう。


それに比べて上の以前出たトイレの張り紙ったら、自分で「トイレ君」と書いてある。しかも絞めは「・・・ト・イ・レより」と少し粘着質で思わせぶりな終わり方をしている。

自分で自分に「君・ちゃん」付けしたりするような者(物)がいい奴なわけがない。小さい子ならまだしも、己自体が一国一城の主そのものみたいなのに、己に君付け。

しかも最後の一字づつ区切り。


こいつの性格は陰湿・陰険。

まさにトイレだけあってジメジメとしているのだろう。




それとは違って今回のトイレ君たら、イヤミの一つ、いや、ここは願望の一つさえも素直に言えない奴のようだ。性格的にはこいつの方が「綺麗に使ってあげるよ。」と思いたくなる。


文を短く短く切って言っているのもそうだし、なにより自分の名前の小ささに性格が見て取れる。

大きなキャンバスに小さな絵を描くタイプだ。




前に出れないタイプなんだろう?




あっ、だから私たちが一歩前に出ないといけないのね。




「一歩前へ」と書かれた貼り紙が小水便器の上に貼ってあるトイレは、そのトイレの性格が引っ込み思案なんだね。分かったよ、協力してやるよ、仕方ないな~。たまには外でも遊べよ。











はい、頭のおかしいこと書きました。

いつものことです。









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