股間のニート化
「洗面所・トイレ使用の際は、すべらない様に足元に気を付けてご利用下さい。」
誰?どちらさん?あのレディは?ここ男子トイレですけど・・・。
彼女が嫁入り前だろうと、既に嫁入りGO!状態だろうが知ったことではないけど、そんなこちらの無関心をよそにあちらは、こちらが洗面台・トイレで滑らないように気を付けてと心配してくれている。
いい娘さんじゃないか!男子トイレに踏み込んでまでこんなこと言ってくれるジャパニーズガールこと大和撫子が現在にいるだなんて東8番街の奇跡 だね。
まあ、紙だろ、印刷だろ、イラスト集からだろ、なんて冷たいこと言わないで。人間なんでも夢見ること止めたら、伸びるはずの身長もそこで止まってしまう。第三次成長期を信じて止まない人がいたっていいと思う。
閑話休題。
トイレの貼り紙にこんな娘さんのイラストを載せるのもどうかしちゃってるけど、滑らないように気を付けてだなんて、今までの貼り紙は大抵「綺麗に使って下さって誠にありがとうございます。」と遠まわしのイヤミか、直球の「綺麗に使えよな、使えるよな?」といった物が多かった。
そんな中にこんな気遣い貼り紙。
寒い夜はお茶が美味いねえ。
確かに清掃中をかいくぐったり、その直後のトイレの床ってピカピカと音がしそうなくらい輝いていたりするときがあるけど、そんなとき用の「一応言って置きます。」的なものなのかな。
もしくは実際、お年寄りがすってんころりんすっとんとんをしてしまったか。
「ケツが!ケツが!割れた!しかもする前じゃったから、パンツの中が第三次世界大戦じゃあ!」
といった感じの被害が実際あったのか。
そこを優しく大和撫子が「気を付けてね、お爺ちゃん!」と来たもんだ。
大和撫子になら「気を付けてね、おマヌケさん!」と、何気に悪口言われてても許してしまうのは日本人のDNAかしら?
こんな貼り紙を尻目にズボンの前のチャックを開けるのは少し照れる。
ただでさえ照れ屋のジュニアが尚の事照れ坊と化す。所謂シャイな憎い奴だな。
あまりシャイ過ぎると、股間のニート化が進んでしまうところだ。
なんて妄想はともかく、そんな彼女の指す洗面所に目をやると・・・、
大和撫子は気まぐれ子猫ちゃんだったようだ。
こちらこそ恐れ入ります。
もっと説明すると、ここのトイレに洗面台は二台しかなく、わざわざ「左側のお手洗いをお使い下さい。」と書いてあるからにはこれだけのために、この一台のために、これを印刷したものだと思われる。
大和撫子なんて日本の中世の話だ。
あれ?そう言えば、最近代表的な大和撫子(?)、平安顔の有名な人がご結婚されましたね。
心は盗まれたか?クラリス。
都内、とある商業施設にて
-
らんきゅ~ __________________________________________________ranQ -------------------------------------------------------
本日の更新