2006-06-18 23:22:18

横丁のトイレは鏡張り

テーマ:トイレはミュージアム

ki1


「●●●●●横丁のトイレをご利用の皆様

いつも綺麗にお使い頂きありがとうございます。

お蔭様で管理も楽になり関係者一同喜んでおります。

近くに公衆便所が無い為、当商店会で自発的に設

置したこのトイレを、これからも大切にお使い

下さいます様、一層のご協力をお願い申し上げます。


ご利用の皆様へ

●●●北口駅前商店連合会 役員一同」


アーケードでもなく、商店街でもなく、ましてやショッピングモールなんて差し出がましい、「横丁」という文字が良く似合う、小さなお店が寄り集まった駅前の一角にぽつりと公衆トイレがあった。そしてそこにこのガムテープ貼りの貼り紙がペタリ。

いつもながら場所を特定したくないので、「●」で伏せた中は最初が横丁の名前で、後には駅の名前が入っている。




この文章読んで率直な感想は、「まるで手紙のようだ」

達筆な縦書きの点も含めて手紙だ。


宛名と書き手の名が同列に書かれているのはちょっと引っかかるけども・・・。文の始まりも「ご利用の皆様」、文の終わりも「ご利用の皆様」で、まるで右から読んでも左からも読んでもマルチに読める手紙のようだ。回文か。




文の始まりの「いつも綺麗に・・・」のイヤミお礼は、いつも見かけるトイレの貼り紙と似たようなものだが、「お蔭様で管理も楽になり関係者一同喜んでおります。」とまで言われると、何か過去にドラマがあったんですか?と探りたくなってくる。


(ここでプロジェクトXの音楽を脳内で流して下さい)



商店のみんなでお金を出し合って設置した横丁の公衆トイレ・・・。


しかし心ない者により汚されていく横丁の公衆トイレ・・・。


掃除しても掃除しても次々と汚されていく横丁の公衆トイレ・・・。


このまま俺達のトイレは勝手に使われ汚されるだけなのか・・・。


ある者はむせび泣き、ある者はただ唇を噛む・・・。



しかし●●●駅前商店街北口連合会に属する男(女も)たちは動き出した。



貼り紙で警告しようじゃないか・・・。

そして別の手段も取ろうじゃないか・・・(後で分かります)。



お蔭様で管理も楽になり喜んでいます・・・。







まあそんなドラマがあったかなかったか、本当のところは霧の中。

今貼られている貼り紙にて推測するしかない。


読み取る限りここの商店会で建てた公衆トイレというのも分かる。というか普通のトイレの貼り紙では誰が建てたとか、トイレのアイデンティティの話まで出てこない。

よほど皆さん思い入れがあるな、この横丁のトイレに。



そしてここの商店会こと、暴走族のような響きもする北口駅前商店連合会はアクションを起こしたのだ。

それはこの貼り紙だけではなかった。


では見て頂こう。







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貼り紙&鏡。





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さらに貼り紙&鏡。






ki4





まだまだ貼り紙&鏡。






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個室トイレの中にすら貼り紙&鏡!!!!(水洗タンク映っているでしょ?)




分かるか、諸君?

それぞれ向き合った鏡は無間地獄の如く、鏡の中に鏡を写し、さらにはその中に貼り紙を写すことで、貼り紙すら無限増殖しているのだ。

鏡の中に貼り紙と鏡が永久に増えている。


小水用便器の上にも鏡が!!!






ki8


これを写しているのも鏡の中なら、鏡の中に映っている鏡もさらに鏡と貼り紙を奥まで写し込んでいる。自分で書いていて、少し訳が分からなくなってきそうだ。アリスが迷い込んだ国みたいだな。


実際に貼り紙の数も結構なものだが、この手法を使うことにより、より多くの貼り紙がトイレを使う者たちの目に入ることになるのだ。否がおうでも目に入る。おしっこするだけでも目に入る。下手すればおしっこ自体が鏡に映る。


この横丁のトイレで貼り紙を見ないで用を足すには、目をつむって全てを済ますしかない。

さすればより深い汚物地獄に陥ってしまうかもしれないけど、見たくなければそれしかない。


それに貼り紙が本当の数より多く映るという利点の他に、用を足している自分の姿を鏡に映させることで、自分で自分の行いを監視させることにも繋がるのではないか?公衆トイレだからといって、好き勝手使う前に自分の姿をまず見てみなさいと!

それは決して粗チンを振り返れということではない。


己の公衆トイレに対する態度を振り返れということなのだ。





これが自分達のかわいい公衆トイレを心無き者たちから守るべく、ここの連合会の考えた手法だったのだ(脳内でプロジェクトXの音楽をレフレイン)。





しかし管理者一同は喜んでいるかもしれないが、実際鏡張りのトイレというのは非常に落ち着かない。

なんなら在りもしない視線すら感じてしまう。


古臭いラブホテルの一室か、遊園地のマジックハウスか、もしくはホットヨガの教室でしか見ないと思っていた鏡貼り仕様がまさかトイレにあるなんて・・・。

屋外で唯一、緊張感を緩めることが出来るトイレで、普段なかなか感じることの出来ない緊張感を感じることが出来る。

しかも、普通の鏡を張っているだけだしね。

まさかお互いが永久に映りこむように、精密に計算された感覚で置かれているとは思えないけど、少しばかりびっくりです。




そしてもう一度言うが、ここは小さな店がこれでもかと集合している横丁。

ほとんどの店が接客商売故に、たくさんの店の方々が利用しても、常にトイレ内で身だしなみを整えることが出来るようにと鏡が普通以上に多いのかもしれない。


トイレは排泄の用を足すだけの場ではなく、お客様の前に立っても恥ずかしくないようにと改めて気を引き締める場でもあれと。




実際、私がここのトイレ内の写真を撮り終えると同時ぐらいに入ってきた人々は、全員一見して商店の人たちばかりだった。と言うか、もうちょっと撮り終えるのが遅ければ、「あんた何してんの?」と問い詰められるとこだったはずだ。いつもながら、ギリギリの仕事だぜ・・・。

ちなみにここのトイレは男女兼用です。




そのトイレ内のインパクトに思わず忘れそうになっていたが、こういう物も貼られていた。






ki9


「禁煙

●●●市


喫煙

マナーアップキャンペーン

を応援しています。

ようこそ美しいまち●●●委員会」


なんだかロックバンドのウルフルズのキャラクター と酷似した横顔の人物が鉄棒サイズのタバコらしき物を吸っている。決して棒の先でウンチョスが匂い立っているわけではない。


この貼り紙は別にトイレ内だけではなく、この街の至るところで見掛けることが出来るが、決して「禁煙」の文字と「喫煙」の文字が同居している点には目をやってはならぬ。ともかく吸うなという話だ。


ここでタバコを吸うと、吸っている自分の姿が無限増殖することになるぞ。


普通に立っていても映るけども、何かマナー違反をしたときには、その恥ずかしい自分の幾人もの姿を自分で見てしまうことになる。他人に見られるよりも前に、自分で自分の姿を見つめ直すことでもう一度改まることだ。

なんだかこういう宣伝文句は、公共広告機構のCMであった気がする。

あまり真正面から恥ずかしい道徳文句を言うだなんて、歯が浮いてしまいそうだし誰も聞かないはずなので、まあ要約すれば、ズボンの前をおしっこで汚した場合にも幾人もの自分が、「♪どーしよ、どーしよ、パッキャラマド パッキャラマド♪」と踊ることだろう。踊る阿呆に、見る阿呆、ああ、ダメ人間。






小さな商店が集まった雑多とした感じの横丁。

トイレがない店も多いだけに、ここのトイレは横丁のみんながかわいい・かわいいしているはずです。

みんなで建てただけに、大事に使おうという想いがトイレ内に、そして貼り紙にこれでもかと滲み出ている。


横丁のみんなに愛されて幸せなトイレだな。

そしていい横丁の皆さんだ。連合会。





ちなみにトイレの出入り口に・・・・・・・、












ki7



「第


●●●●●横丁限定Tシャツ


二○○○円」





全く抜かりがない横丁だぜ。




なんでも限定という文字を使えばいいというものではない。

しかも「第弾」・・・。



本当にここの連合会って、いろんな意味で敬服します。



いつかここの横丁で飲みふけたい気分です。








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都内、とある横丁内にて



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