手塚治虫さんのマンガ火の鳥「太陽編」を読んで気付いたお話し。
日本には八百万の神が古来からいる言われています。これは自然を畏れ敬う日本人だからこその概念で、妖怪、魔物も神と考えられていました。
トイレの神様もそうですかね(^^)
神話の国に仏教伝来
その神々が住む日本に、西暦538年大陸から仏教が伝わり、鬼瓦も仏教建築と共にこの頃に伝わってきました。当初は鬼の顔ではなく蓮の模様を象った鬼瓦でした。
奈良時代、時の権力者は仏教を国の教え、国教として国を治めるようになります。
角のが生えていない「古代鬼面」と言われる鬼瓦が出現します。
仏と神々の戦い
平安時代には神仏習合が進み、今まで神と崇められていた妖怪、魔物は人間に悪さをするものと考えるようになります。
マンガ火の鳥「太陽編」には大陸から伝わって来た仏と、日本の妖怪の争いが描かれ、妖怪は仏に石にされてしまいます。
数珠で縛られた鬼
鬼瓦をよく見てみると鬼の顔の周りが数珠で囲われています。これは鬼が悪さをしないために数珠で縛ってあり、これを見た妖怪、魔物は仏を恐れ建物に近づかないと言われています。
上述の、石にされた妖怪ではありませんが、仏によって妖怪が縛られてしまったと考えられます。そして当時の民衆に、仏は妖怪も帰依するほど強いものと、畏怖の念を持たせたのかもしれません。
室町時代には、現代でも多く見られる二本の角のがついた鬼瓦が出現します。
次回は、江戸時代から民家にも様々な鬼瓦が使われるようになったお話し(^^)
※ここでの内容は火の鳥「太陽編」等から引用した私見です。