今年からアメブロを本格的にやっていきます(^^)
まずは「ばんくもの」のお話し。
岩月鬼瓦のルーツは慶応3年に生まれた岩月仙太郎が始まりです。
仙太郎は魚屋の生まれですが、鬼瓦職人になる事を決意します。当時の三州鬼瓦職人は旅職人として日本全国を周り、腕を磨くのが一般的でした。
仙太郎も甲州、遠州などを周り腕を磨いたそうです。
当時は現代の様に物流が発展していないため、全国各地に瓦製造をしている瓦屋さんがあり、そこに三州鬼瓦職人は仕事、寝床、食事を求めて旅をしていました。
三州鬼瓦職人は瓦屋さんに着くと、まず仁義を切るそうです。仙太郎は「森の石松」で有名な静岡県袋井周辺をよく周っていたので「お控えなすって、拙者生まれは高浜村....」なんて言っていたんでしょうか?
そして寝床、食事、仕事を頂き、そこでの鬼瓦製作生活が始まります。
職人は宵越しの金は持たないと言う言葉がありますが、多くの職人もそこで稼いだお金を飲む、打つ、買うに使ってしまったそうです。
お金、仕事が無くなると晩の御飯、寝床を苦にしながら次の土地へ向かうことから、三州鬼瓦旅職人のことを晩苦者(ばんくもの)と言ったそうです。
センスを磨いたり見聞を広めるためには当時は必要な事だったのでしょう。
現代ではちょっと背伸びして、違う世界の新しいものを見たり、経験することが大事ですかね(^^)
岩月仙太郎作「龍」


