当選から約1ヶ月後のさる2021年12月14日に早速、質疑デビューしました。

 

当選一ヶ月の新人が、NHK中継入りの予算委員会で質疑するのは異例とのことです。

 

若手も躊躇なく抜擢する、維新らしいチャンスを頂きました。

 

質疑動画はこちら

 

 

 

質疑の様子は当日の報道ステーションでも取り上げられました。

 

 

 

 

さて、質疑の要旨は以下の通りです。

 

①    官僚の天下り禁止を!

 

岩谷:私は当選同期の吉村洋文(現大阪府知事)さんらと10年前に大阪の公務員制度改革を行い、天下りを禁止しました。一方、国の官僚制度はいまだに天下りし放題。大阪府と同じように天下り禁止を国でもやるべきではないでしょうか?

 

岸田総理:不適切行為の規制と社会における人材有効活用、この二つのバランスを考えながら国としてもあるべき制度を考えていきたいと思います。

 

②    大阪万博に東大阪の中小企業が参画できる仕組みを!

 

岩谷:私は2025大阪・関西万博の発案者ですが、2013年当時、私が発案した意図は東京一極集中の是正のためでした。現在大阪府・市で取り組んでいる「大阪の副首都化」を、この万博を契機として進めて頂きたいと思いますが、いかがでしょうか?

 

万博担当大臣:最初に万博をやろうと仰った岩谷委員に、改めて敬意を表したいと思います。大阪にとどまらず関西地域全体、万博を契機といたしました地域の活性化につなげたいと考えております。

 

岩谷:私の地元東大阪には世界に誇るべきモノづくりをはじめとする、中小企業が多数あります。皆さん万博に参画したいと思っておられますので是非、中小企業が万博へ参画できる仕組みを作って頂きますことをご要望致します。

 

 

 

③    岸田総理も「文通費」の領収書の公開を!

 

岩谷:総理、この文通費を過去、飲食代、プライベートな交通費等に使用されたことはありませんか?

 

岸田総理:当然のことながら目的外に使うということはあってはならないと思います。

 

岩谷:使っていないということですね(?)。我々維新の会は領収書を公開しています。(自民党の議員さんが公開しないとしても)総理だけでも結構です、領収書の公開を是非やって頂けませんか?

 

岸田総理:まずは国会の議論をしっかり尽くしていただくことが先であると思っています。

 

 

 

解説 「文通費」だけじゃない!国家議員の議員特権

 

今国会では我々、維新の新人議員が初登院して早々に声を上げたことにより、国会議員の「文通費」(文書通信交通滞在費)が大問題となりました。これは国会議員に一人あたり毎月100万円も支給されている「経費」です。しかし「経費」とは名ばかりで、領収書で精算することが義務付けられていません。すなわち例え飲み代に使おうが、家のローンに使おうが、自由にできてしまうのです。昔から国会議員の「第二の給料」「小遣い」などと批判されています。日本維新の会は、これまでもこの文通費の領収書を自主的に公開して来ましたが、これを他党にも求めるためこの度、「文通費改革法案」を提出致しました。

さらに、国会議員には、ファーストクラスにも乗れる「国会議員航空券クーポン」や、新幹線を含むJR全線乗り放題の「国会議員JRパス」「運転手付きの黒塗り公用車」などのいわゆる議員特権と言われるものがあります。私はこの航空券代で昨年だけでも7億円以上の税金が使われていることや、公用車の運転手さんの年収が800万円程度であることを突き止め、国会で疑問を投げかけました。

さらに、委員長を務める国会議員には年平均100万円程度が支給される「委員長手当」という特権もあり(年1,2回程度しか開催されない委員会でも同様)、日本維新の会はこの「委員長手当の廃止法案」も提出しました。

もちろん公務に必要な事もありますが、例えばファーストクラスである必要はありませんし、公務外の利用をチェックする仕組みがないのは問題です。今までの国会議員たちが税金を食い物にして好き放題やってきた実態に呆れるばかりです。私は委員会でこれらについて指摘した上で岸田総理に領収書の公開を迫りましたが、残念ながら前向きな答弁はありませんでした。例え法案が否決されても引き続き、自らの給与カットなど「身を切る改革」を維新独自で自主的に続けていきます。