なんか大きく穴が空いたようなショックで涙が滲んでくる
「泣くなら病院の外で泣こう」
と思い、会計を済ませ外に出てみたけど暑いw
やっぱりやめたw
もうすぐバスが来るのか、1つのバス停は長蛇の列になってる
迷う
バスにはすぐ乗れるけど、多分座れないだろう
さっき子宮を擦ったばかりなので、お腹も痛いし
座りたいw
1本待てば確実に座れるだろう
でも暑い中待つのも大変だな、と思い直して長い列の最後尾につけバスに乗る
ほどなくして来たバスにはやっぱり座れない
「スーパーの買い物袋持った人はすぐに降りそう!」と当たりをつけて、横に立つw
バスが出発したら、なんか勝手に涙が滲んでくる
まだ泣いちゃダメだ、家に帰ったら泣こう!と思って外の景色をボーッと眺める
立ってるとお腹痛い
しんどいw
前の席の人が降り、やっとイスに腰掛けて、やっぱり外の景色を眺める
滲んでくる涙の理由はよくわからない
けど、目から涙が落ちそうになって正気に戻って涙を乾かす
家に戻り、思う存分泣こうと思って座ってみたが泣けない
泣こうと思った時には泣けないものなんだなw
そうだ、MRIの日にちが早まったから会社の上司には言っておかなくちゃいけないな
もうすっかり涙も乾いたので、大丈夫だろうと思い会社携帯を取り出す
さすがに上司の前では泣けない
会社に電話をかけ、上司を呼んでもらう
「今日、CTの結果聞きに行ってきました。結果から言うと…がんかもしれないです。なので、MRIの日にちが早まってしまいました。申し訳ありませんが、お休みいただけませんか?」
このMRIの日は、うちの部にとって大忙しの日
本当に申し訳ない気持ちでいっぱいだった
頭数がいなくなってしまうと、その分他の人の負担になってしまうから
「何言ってるんだ、そんな、仕事なんてどうでもいい!私がいるんだからなんとかするから!」
我慢してた涙がにじむ
「…それより、あなたは大丈夫なの?」
これを聞いた時、ようやく泣けた
強がってた気持ちの壁が一気に砕けて、恥ずかしながら嗚咽が出るほど泣いたw
子どもか!ってほどしゃくりあげて泣いたw
おばさんだけどな
大丈夫じゃない!不安だよ、怖いよ!
って気持ちを吐き出した
上司は静かに聞いてくれた
最後に、
「大丈夫、後1人分くらいならご飯作ってあげるから」と言われて電話を切ったが、よくよく考えたらうち2人家族なんですけどw
私のご飯はないですねw
電話を切ってからも、しばらく泣いた
こんなに泣いたのはいつぶりだろう
さっきまで1人で抱えていたものを、上司に分けてしまったから楽になっただけかもしれない
不安だよ、怖いよ
でもこうして支えてくれる人もいるんだな
私、頑張ります
治ったら一生懸命働こう
この時助けてもらったのを少しでも返せるように