◆過去を振り向かない?

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車で移動中、AMラジオを何気なく聞いていた。
人生に悩みを抱えたリスナーが、パーソナリティに相談してきた。
パーソナリティは、人生の格言を紹介し、リスナーを勇気付けた。
 
ブライアン・トレーシーの 「過去を振り返らず、未来だけ見つめる…」 という言葉だった。
リスナーは、 「私も過去を振り返らず、前だけ見て生きていきます…」 と答えた。
何気ないラジオの会話… しかし、違和感が残った…。
 
やり直せない嫌な過去、その苦しみに執着するのは、確かに良くない。
しかし、「今」 は過去からの継続、その経験があって今がある。
嫌な事だから切り捨て、
見ないようにする… というのは腑に落ちない。
過去と未来、良いことも悪いことも、すべて一つの人生。
一度限りの大切な人生なのに…。
 
過去の嫌な出来事を嫌悪し、目を背け、未来へ意識をそらすのは、逃避では…?
嫌な過去の出来事も人生の一部。
不本意な体験、ショッキングな出来事は、確かに消去してしまいたい…。
 
でも、「あれさえなければ…」、「こうなってたら…」 と考えても時間は巻き戻せない。
しかし、解釈を転換し、受け止め、今に集中することはできる。
嫌だからと逃げても、記憶から消えることは無く、嫌悪を繰り返すことになる。
 
嫌な過去も受け止められれば、人生全般のネガティブ要素ではなくなる。
無理に正当化するということではない。
嫌な過去から逃避せず、過ぎた人生として呑み込むよう意味付ける方がいい。
本当に大切なのは、過去でも未来でもない…。
大切なのは、今の命に集中する解釈と意味付け。
 
未来への夢や希望も大切…でも、「今」 に生きることが未来をつくる。
「未来を見つめ前を見て生きる」 = 「今を真剣に生きる」 だと思う。
過去は、都合よく解釈して人生を主体的に作る材料にすればいい。
 
過去の事象は変えられないが、解釈による意味付けは変えられる。
理解できないこと、納得できないこと、許せないことには時間をかける…。
自分が納得いくだけ
時間を使う。
未来は、そんな今の延長線上にしかない…。
 
今、人生をどう意味付けるか?が過去を作り、未来を作る。
過去は、過ぎ去り戻ることはできない。
未来は、まだ来ていない。
命が輝いているのは、「今」 しかない…。
 
 
過去を嫌悪し執着する人生と、肯定的な動機で今に集中する人生は、どちらが幸せ?
未来を漠然と期待し待つ人生と、今を真剣に生き希望を育む人生は、どちらが幸せ?
 
理論・理屈、善・悪、常識・非常識…それは左脳思考の概念。
左脳思考を超越する右脳の創造力を鍛え、今を生きる命を自覚すること。
スピリチュアルな使命を感じ、命と向き合う 「今」 を実感する習慣を持つこと。
それが、過去の命を活かし、未来の命へ貢献する人生をつくる。