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いろいろ感想文

読んだ本、観た映画について勝手気ままに綴ってみます。

27歳のときの自分を思い出した。


あの頃は、

何が正解で確実なことなのか

わからなかった。


「自分は幸せだ」と思おうとして

本当にそう感じてもいたけれど

なんでか、口に出すと

泣きそうになった。


夜中、会社からの帰り道

泣きながら自転車を飛ばしたことも

何度もあった。


漠然とした不満と不安。

恋人との距離。

押し寄せる仕事。

この頃はとにかく一人で泣いていた。


今思うと、しんどい時期だったな。

あれもこれも乗り越えようとして

結局、一番必要なものを

手放した気もするけど

それは、あの時の私の

精一杯の判断。

間違ってはいないと思いたい。



そんな、ちょっとセンチメンタルな記憶を

呼び起こされた映画でした。

『ソラニン』

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学生時代からの付き合いで

アルバイトをしながらバンド活動をする種田と

働きながら種田と生活を共にする芽衣子。

ある日、芽衣子は会社が嫌になり辞職、

種田もバンド活動に専念したいと

バイトを辞めた。

二人の関係は良好だったものの

不安定な生活に。

二人のバランスが崩れては立て直し、

いろいろ見失いそうになりながらも

種田にはやっと進むべき答えが見えてきた。

でも。思ってもいない事態…なのか、

そう願ってのことなのか、

二人には突然の別れがやってくる。

残された芽衣子は

自分と種田の痕跡を

ある形で残そうとする。



こんなお話です。


借りたきっかけは、

サンボマスターのベースの近藤さんが

いい役で出ていると聞いたから。

確かに、いい役でした。

演技も良かった。


あとは、生のライブを映したような

映画が見たくなったんです。

この映画は

出演者がみんなちゃんと演奏していて

リアルな音にも感動しました。


映像もやわらかくて良かった。

浅野いにおの原作を読みたくなった。

今度借りてみよう。



「大切な人が真剣になった時は

だまって見守ってあげようよ」

芽衣子の友人のセリフ。

おそらく27歳の私は、そうしてもらってた。

でも、自分はそうしてあげられなかった。

そしてそれに、気付いてもいなかった。


なのに、自分だけが苦しいと思ってた。


種田がバイクに乗りながら

「オレは幸せだ」「ほんとに?」と

自問自答する場面。

あれは私でもあって、

あの人でもあっただろうな。



なんて、場面のそこかしこで

自分のこれまでとリンクさせてしまうほど

若者のもろさが

丁寧に描かれた映画でした。


心にぐーっと染みるという意味で

おもしろい作品でした。