ゴールデンウィーク後半にも
けっこう映画を観たのに
遊んだり、
ワクワク予定立てたり、
ドキドキ考えたりしてたら
手が止まっていました。
なので、思い出し記録。
西原理恵子原作の
『パーマネント野ばら』。
西原さんの漫画を初めて見たのは
ゲッツ板谷のエッセイで。
あの笑えるエッセイに
さらに豪快な挿絵があって
強烈なインパクトでした。
西原さんの漫画は
ただ豪快なだけではない。
温かいせつなさがあるんです。
決して後ろ向きなだけではない
愛あるせつなさが。
この映画は、
そんな西原さんの漫画の特徴を
うまく映像化できているなと
私は思いました。
笑えて、せつなくて、温かい。
吉田大八監督、
俄然気になりました。
田舎の港町。
決しておしゃれではない
地域密着型の小さな美容院。
ここを切り盛りする母と
手伝いをする子持ちの出戻り娘、
店に来るキャラの濃い客たちの
さまざまな人間模様。
物語は、出戻り娘のなおこを中心に
進んでいきます。
恋愛、友情、家族愛、
そこに潜む孤独感。
いくつになっても、
笑って過ごしていても、
人間ていうのはせつない生き物で
だからこそ一人では生きられないのだと
夕陽のような温かさで実感する
そんな映画です。
「どんな恋でもしないよりましやん」
と、夫との乱闘でズタズタになりながら言う
なおこの友人、みっちゃん。
歴代の彼にDVまがいの仕打ちを受け
それでも恋をし続けるともちゃん。
「なおちゃん、幸せ?」と聞かれ
「だいたいこんなもんやないのかなぁ」と
ぼんやり答えるなおこ。
この3人、終盤になればなるほど
抱きしめたくなります。
ゆるく進んでいた話が
「え!?」と思うような展開になり
最後、私はきゅうっとせつなくて
それまでの場面を思い出しながら
どうしても埋められないさみしさと
足元の小さな幸せを
大事に扱っていこうと思ったのでした。
こういう、
笑えるところもあって
展開に驚きもあって
余韻の残る映画、
わたしは結構好きです。
キャストの演技も良かったなぁ。
