IWAKIピンクリボン事務局の石河美奈です。
発足から1年が経ちました。
改めて、この活動を立ち上げた経緯についてお伝えします。
私は、いわき市出身で大学進学と共に上京し、その後チアリーダーとして活動、一旦はいわきに戻りましたが、その後にチアの普及や様々なバックグラウンドを生かして地域に貢献したいと思い、郡山→仙台→福島の各地で活動してきました。
チアリーダーの活動をしているとピンクリボン月間ではピンクのポンポンをもってパフォーマンスをしたり、スポーツシーンでも選手かピンクのグッズを身につけて試合に臨んだりと、ピンクリボン運動は、とても身近なものでした。
いわきのスタジオAXYで文化活動などを始めた時にフラダンス講師の亜由美さんと出会いました。彼女は、乳がんサバイバーで、フラを通して乳がんを乗り越えることや、女性に、自身の経験を通して乳がん予防について伝えられることがあるのではという思いをサポートしたいと考えるようになりました。
ところが、いわき市には乳腺外科を専門とする医師が少なく、数年前に行われていたピンクリボン運動や乳がんケアサポートの講座なども、長くは続いておらず、いわき市に暮らす女性の今後を考えた時に不安ばかりが募りました。
私の母は6年前に脳出血で急死しました。
誰を責めることもできませんが、東日本大震災の翌年のことで、福島原発の影響からの避難者の方々がいわきにも沢山移り住み、住民の数に対して医師の数やベッドの数は絶対的に少ない、母が倒れてすぐに集中治療室から一般病棟に移った数時間後に思いもがけず息を引き取った時のことが未だに悔やんでも悔やみきれないのです。と、同時に、救急で郡山に運んでいてもらえれば助かったのかもしれない…とさえ思うのです。
話を戻します。
市の担当部署を訪ねても
【乳がん】に関する情報や取り組みを示す資料があまりにも少なすぎて、驚きました。
亜由美さんの経験談を伺い、母のことを思い出した時に、私にできることは、
・早期発見&早期治療のための検診を促すこと
・不安や悩みを抱えている人の居場所をつくること
・サバイバーの皆さんの生きがいサポート
・サバイバーの声を市民の皆さんに届けること
だと思い、Iwakiピンクリボンを立ち上げました。
立ち上げた後に
「いわきではそんな活動しても無意味。検診できるところがない」
「乳腺外科の先生が1人しかいない」
「検査を受けても見つけてもらえなかった」などなど、色々なメッセージを受け取りました。
当初は、早期発見&早期治療を訴求したくて立ち上げた活動ですが、医師の先生達の声や患者の皆さんの声を拾えば拾うほど、想像以上に問題は山積みで、虚無感に苛まれました。
先月、乳がんヨガのセミナーに参加をしたのでさすが、なんとインストラクターの多数が乳がんサバイバー。屈することなく使命感を持って其々の地域で乳がん患者の皆さんをケアする活動をしています。乳房の摘出をしていても、抗ガン剤の影響で髪を失っても、とても輝いていて、やりがいを持って活動している方ばかり。
Iwakiピンクリボンも、地域の方のためにできることは、きっと沢山あります。乳がんサバイバーの皆さんの不安と涙と苦労を考えたら、受け身ではなく、向き合う時間をもっともっと大切にできますね。
いわき市の女性の皆さん、集まりましょう!
年齢も立場、乳がんサバイバーであるなしに関わらず、噂・思い・望みを聞かせてください。
Iwakiピンクリボンでは、イベントやセミナーなどを通して、いわき市の女性の皆さんの交流を行っていきます。
10/7 ウクレレミニライブ@エブリア一階
観覧無料
※ワークショップは有料
10/18〜 スマイルカフェ スタート
参加費無料
※一部材料費負担
ストレッチ・ダンス・コーラスの後はスペシャルフレッシュジュースでストレスフリー★
上記の詳細は、また改めて。
10月はピンクリボン月間です!
是非、皆さんも乳がんに対する理解を深め、お住いの地域での情報などがありましたら、是非お知らせください。