この変わり果てた大地の空白に
言葉を失って 立ち尽くしていた
何から先に 手をつければいい?
絶望の中に 光を探す
これは、2011年に発売されたAKB48の楽曲「風は吹いている」の冒頭部分。同曲は、東日本団震災の被災地へ向けた「震災復興応援ソング」として制作されたことで知られています。
東日本大震災復興支援ソングというと、「花は咲く」も有名なところです。ゆっくりとしたテンポの優しい曲調で、100年経っても詠み人知らずで残りそうな名曲だと、評価の高い曲です。
一方、「風は吹いている」はアコースティックギターが利いたロック調で、「花は咲く」とは対照的です。特に歌詞については、「変わり果てた大地の空白」「絶望の中に光を探す」「誰から先に抱きしめればいい?」「前を塞いでいる瓦礫をどかして今を生きる」と震災の現状を直視し、「私は傍観者にならない」と強く決意したもの。「意味を持たない言葉がひとつも見当たらない」と高く評価されています。
いい歳をして…と言われそうですが、岩井もこの「風は吹いている」はお気に入りソングの一つ。特に冬の早朝などに、朝の駅頭活動に向かう車内で聞き、自らを奮い立たせたりしてきましたね。
明日は印西牧の原駅での駅頭活動ですが、久しぶりにまた聞いてみたいと思います。