こんにちは、千葉県議会議員の岩井やすのりです!昨日は、千葉市内のホテルで開催された「国道464号北千葉道路建設促進大会」に出席。北千葉道路の西側区間の事業化や、東側区間の早期完成を求める大会で、県知事や関係国会議員が集まったものです。

 

 

さて、そのような中で飛び込んできたのが、安倍総理大臣の辞意表明見込みの一報。5時からの記者会見に先立ち、既にネットニュースでも報じられていたようです。思えば、東日本大震災からの復旧、復興や緊迫する東アジア情勢、新型コロナが流行するなど、これまでにない激動の時代における舵取りをされてきました。

 

アベノミクスと呼ばれる経済対策では大胆な金融政策を実施し、国債買い入れを柱とした「量的・質的金融緩和政策」により、過度な円高が是正され、株価も安倍政権発足時の2倍にまで上昇。また、景気回復により有効求人倍率はバブル時の水準にまで上昇し、失業率は今年6月の時点でも2%台の低水準で推移しています。その他、EUとの経済連携協定(EPA)や環太平洋連携協定(TPP)など通商交渉の進展、法人税率の段階的な引き下げ、外国人労働力の受け入れによる人手不足への対応、訪日外国人旅行客によるインバウンド需要の拡大等も、高く評価されているところです。

 

また、7年8か月という(わが国としては)長期政権であったことも評価されるべきところです。米国のトランプ大統領とはゴルフ等を通じて、(トランプ氏にお近づきになりたい)人々から嫉妬を集めるほどの関係性を築いたと言われる程で、米軍の一方的な撤退にまで至ったドイツと比較すれば、100点満点以上の外交成果であったと言えます。その一方で、習近平国家主席との首脳会談を行う等して、中国との良好な関係構築にも気を配っていたことも知られており、決して米国追従一辺倒ではありませんでした。自民党政権や民主党など野党政権を問わず、海外でこれだけの存在感を示した総理大臣は初めてだったものと思います。

 

さらに、国際社会の流れに即した法整備も進めてきました。2013年、国家の安全保障に関わり特に秘匿とすべき情報の保護を目的とした特定秘密保護法が成立。2014年に集団的自衛権の行使を容認する方針を閣議決定し、翌2015年には、法的根拠を確かなものとするため安保関連法を成立させています。さらに2017年には組織犯罪処罰法(2017年)を成立させ、国際的な組織犯罪対策を行うための基盤整備に着手できたわけです。

 

安倍総理、安倍政権の評価については賛否あることを知りつつも、メディアが正確に報じない功績を伝えさせていただきました。

 

さてさて、9/1には自民党総裁選の方法が固まり、9月中旬には新総裁、新総理が決まる見込みのようです。このような形で総理大臣が代わった場合に国民に信を問うことはよくある話。自身も、10月中の解散総選挙が現実味を帯びてきたものと見ています。