黒牡丹の改作 |  イワヒバブログ★★★イワヒバ職人

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 イワヒバ職人のブログです。改作などを中心に掲載します。イワヒバ栽培が益々楽しくなれば幸いです。

最近入手した黒牡丹です。下葉(胞子葉)を整理しました。鉢サイズは9号のようです。

今日は朝から小雨が降っています。忙しいのですがお遊びの時間を少しもらって本年度初めての大物改作をしてみることにします。女房にとっては職人の改作は『お遊び』なのです。

こちら側を取りあえず正面とします。なかなか良さそうに見えます。

 

裏側はこんなです。赤矢印の根茎を緑の部分に動かします。

 

ここで取り出しましたのは電ドルです。

 

しっかり出来たイワヒバの根茎はたいへん硬いのです。特にシンはカチカチで竹串を刺そうにも歯が立ちません。そこで電ドルで誘導穴を開けておきます。5寸くぎを刺してしまおうなんて思わないで下さい。念のため。

 

太めの竹串を打ち込んで立ち上がり角度を矯正します。

 

盆栽用の又切りバサミがこんな時は活躍します。

 

次の課題です。正面に対して裏側です。根茎を開いたため欠点が丸見え状態です。

赤丸のところに枯れた根茎痕があります。青丸の部分も根茎の欲しいところです。何とかしましょう。

幸いくっつけ素材があるのです。

 

平鉢に山野草などと寄せ植えしていた黒牡丹です。20年くらい経っているでしょうか。これを使います。

 

抜き取りました。大1株、中2株、小1株です。取りあえず大を使います。

 

竹串を背負わせて真っ直ぐにして夢想を播きました。

 

赤点々のようにくさびに根を切り落としてここへ合体させる方法もあります。しかし・・・・・・・

 

合体させる株をそのまま空いているところに入れて見ました。今回は合体させる株の高い頭をセンターにしようと思いますので乗せるだけにすることにします。

 

本体を鉢から抜きました。古木状態の株ですので期待してはいませんでしたがビックリするほど良い根の状態です。これなら改作のしがいがあるというものです。

この状態で合体作業をします。根茎の傾き矯正は他にも一ヶ所しています。合体も大きな株以外、中1、小1を使いました。もちろん合体させた株は竹串で固定してあります。また隙間も夢想で埋めました。

 

根が良いので9号では収まりが悪く10号鉢を使用しました。仕上がりをご覧下さい。

先ずは正面。

 

横から。

 

裏側です。

 

もう片方の横からです。

 

上からです。センターに一番高い頭が出来ました。富士型完成です。

 

 

再度全景です。今の段階では鉢の方が重そうです。10年経って根茎が10cmも延びた姿を想像して下さい。どなたの棚で特上黒牡丹になっているのでしょうか。職人の棚でないことは確かです。