Synchronizer PROgreは、EVOlutionの正当後継機として開発されました。


開発のスタートは以前ご紹介した通りで『EVOを純カーボンで造るとどうなるか?』から始まった。


EVOlutionのバットにコンポジットされたボロンは非常に硬度が高い金属であるタングステンを繊維状に加工した物。

カーボンシートに織り込む事により、正に金属的なバイトフィールを伝え、反発の速いバットパワーをもたらしてくれます。


しかし、金属は金属。
しかも、タングステンは高い硬度と共に比重は鉛の数倍と重い。


このタングステンを廃しLanceで磨いた高密度カーボンを用いる手法でこの現代に更なる進化を遂げたのが『Synchronizer PROgre 』です。





パワーランクはEVOを踏襲し、『5』。

昨年リリースされた 『Willow』『Secure』の中間域をカバーします。


PROgreのデビューにより、アイビーラインの新トーナメントシステムを構築する旗艦3アイテムが揃いました。





PROgreに与えられた使命。

それは、前述のWillowとSecureの間を埋める超汎用性。



実際に素直なベンドカーブと扱いやすいパワーランクで様々なメソッドをソツなくこなすロッドに仕上がりました。


・・・が、それ故に『優等生過ぎて面白みが無い。』

そう感じる方が居るかも知れません。


それは高い汎用性を得た裏返しであるのですが、この点が唯一の欠点・・・かな。σ(^_^;)ポリポリ





新トーナメントシステムの意味するモノ。

件の3アイテムを軸に、例えばクランクを多用するシチュエーションならばAsdicを。放流が多くよりトルクフルな巻きロッドを要するならばLanceを。と状況に合わせ既存のロッドを追加する事により、繊細にアジャストしたタックルシステムの組み立てが可能となるのである。





『Synchronizer PROgre』とはそんなロッドなのです。


お分かりいただけたでしょうか?








今回は一寸、真面目な西山コーイチがAndroid携帯からの投稿