こんにちは。
Kinoshitaです。
体外受精のお話をすると、
患者さんからよくいただく質問があります。
「低刺激と高刺激のどちらがいいんですか?」
今日は、
高刺激と低刺激の本当の違い
についてお話ししたいと思います。
⸻
高刺激・低刺激に「良い」「悪い」はありません
大切なのは、
その方の卵巣機能に最も合った刺激方法を選ぶこと
です。
⸻
京都IVFクリニックで考える高刺激・低刺激
当院では、
高刺激
・FSH•hMG製剤225〜450単位
狙いは、
できるだけ多くの卵子と出会うこと
です。
⸻
低刺激
・FSH•hMG製剤150単位未満
・内服薬主体または少量FSH
狙いは、
限られた卵胞を丁寧に育てること
です。
⸻
なぜ刺激方法を変えるのでしょう?
答えは簡単です。
卵巣に残っている卵子の数が違うから
です。
例えば、
AMH0.5未満の患者さんでは、
高刺激を行っても
2〜3個。
低刺激でも
2〜3個。
ということが珍しくありません。
ここが最も大切です
AMHが低い方では、
高刺激と低刺激の差は小さくなっていきます。
⸻
高刺激は誰に向いている?
AMHが十分あり、
若年で卵胞数が多い方。
より多くの卵子と出会える可能性があります。
これは、
妊娠できる卵子に出会うチャンスを
増やすことにつながります。
⸻
低刺激は誰に向いている?
AMHが低い方では、
無理に高刺激をしても
採卵数がほとんど変わらないことがあります。
そのような患者さんでは、
低刺激を選択することも
大切な治療戦略になります。
⸻
高刺激と低刺激は狙いが違うだけで目的は同じ!
私は、開業の時から
どれだけ
採卵あたりの妊娠率を高められるか!
を常に大事にしてきました。
どちらの方法だとしても
患者さんの卵巣機能に合わせて
せっかく大変な採卵したのであれば
その採卵で
妊娠を目指そうよ!
という目的で採卵に取り組んできました。
