【学会1日目】
生殖医療は「異常を見つける時代」から「異常を防ぐ時代」へ
こんにちは。
Kinoshitaです。
現在、世界最大級の生殖医学学会である
**ESHRE(ヨーロッパ生殖医学会)**に
参加しています。
日本で説明されている内容が
世界の常識ではありません。
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① IVFは人類の進化を変えているのか
「IVFは人類の進化にどのような影響を与えているのか」
ニッチ構築理論(Niche Construction Theory)
という考え方が紹介されました。
これは
「生物は環境に適応するだけでなく、自分自身で新しい環境を作り、その環境の中で進化していく」
という理論です。
これを生殖医療に当てはめると、
IVFという技術そのものが
新しい『生殖環境』
を作っています。
その結果、
昔なら子どもを持つことが
難しかった方も妊娠・出産できるようになりました。
IVFは単なる便利な治療ではなく、
人類の生殖そのものを変え始めている
という非常に壮大な内容でした。
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② 卵子の染色体異常は「調べる」から「治療する」時代
これまで私たちは
「染色体異常があるかどうか」
を調べることが中心でした。
しかし現在は
「染色体異常そのものを減らす・予防する」
研究が急速に進んでいます。
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③ 第一卵割(受精後最初の細胞分裂)が再度注目されている
受精後最初の細胞分裂は、
胚の運命を決める重要なイベントの一つです。
今回の学会では
- 第一卵割がなぜ失敗するのか
- なぜ多核になるのか
- 染色体異常はどの段階で起こるのか
など、あらためて第一分割の解明が進んできたよ!
の報告でした。
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④ AIや新しい技術で「胚の本当の元気さ」を評価する時代へ
今回の学会では
- AI
- 卵子の代謝解析
- 胚が放出するRNA
- 胚が放出するDNA
など、
胚の見た目ではなく、
生物学的な元気さを評価する技術
が実践できるものとして
多数紹介されました。
今後は、
グレードだけでは示せない
新たな胚評価時代にしていかないといけません。
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Kinoshitaからのまとめ
⭐️受精卵になる前の異常(減数分裂の異常)と受精卵になった後の異常(体細胞分裂の異常)をあらためて理解し、治療につなげる時代に来たなとロンドンで感じます。
実際、私たちが
セントロメアの多核症例に対して
直接受精卵に治療を行えたことは
これからの新たな培養時代
現象把握→治療へ
に変化させていく
私たちにとっても大切な第一歩となりました。
まだ1日目ですが、
世界中の研究者と議論を重ねながら、
患者さんに本当に役立つ最新の知識を
京都へ持ち帰りたいと思います。
明日も現地から最新情報をお届けします‼️
