受精卵の何が悪いから、判定出ないの?着床について受精卵から勉強しよう!
判定が出ないのも、
着床がしないことも、
多くが受精卵要因ということは
多くの報告が示していますし
私も日々そう感じています。
では実際
受精卵はどういったことができなくて
発育を止めているのでしょうか。。
受精卵からの視点で
基本の部分を
最新論文から
勉強しておきましょう!
論文
1970年代から
人の受精卵を着床後!の段階まで
育ててみよう‼️
という取り組みはされていましたが
技術的に不可能でした。
しかし、
2016年に
人の受精卵を
14日間体外培養可能とする
方法が示されました。
(みなさんのイメージより
めっちゃ最近に思えませんか??)
これによって
受精卵がどのように
子宮内で
発育していくか!
が少しずつ明らかになったわけです。
人の受精卵は
5段階で着床を進めていきます
1 孵化(うか) 皆さんがハッチングというやつ
2接近
3接着
4着床
5進入
人の受精卵の着床は
侵襲的だと言われます。
それは
受精卵全体が
子宮内膜の中に
完全に入り込む
「間質性着床」
と呼ばれる過程を経るからです
(皆さん胚盤胞の時
グレードすごく気にされますよね⁉️
ではあのグレードが付けられた
細胞達が将来何になる
知っていますか⁉️
以前の胚盤胞についての説明ブログ参照
胚盤胞は
内細胞塊
栄養外胚葉
という部分にグレードが付いています。
ではこの細胞達が
将来さらに何になっていくのか。
ということが
こういった研究から
少しずつわかってきました。)
内細胞塊には
2つの大きな分かれ道がある
ことがわかってきました。
①胎児の前駆体となる(もとになる)
②卵黄嚢になる
→卵黄嚢は造血(血をつくる)主の場所となる
→心拍開始後の栄養・循環を作る
つまり、
内細胞塊から卵黄嚢となる場所は
受精卵が発育するための
とても大切な補助的役割をしている。
したがってこの論文では
卵黄嚢の発生異常は
こういった重要な過程が達成されず
着床障害
妊娠判定陰性
化学流産
といったことが起きる可能性
について
書かれています。
また、
栄養外胚葉は
細胞が多層化して
侵入するための能力を持ち
将来hCGを産生します。
→これで妊娠反応が出るわけですね!
(まとめ)
昔は
人の子宮の中で行われることは
リアルタイムに観察することが
できなかったわけですが
こういった研究のおかげで
受精卵の見えない部分が理解される
ようになりました。
ちなみに昔は
カーネギー研究所に保存されている
8週の胎児と共に
摘出された子宮があり
それを病理的、解剖学的にみて
着床や受精卵の発育を想像していました
有名なCarnegie分類というものが
長く使われていたわけです。
着床という言葉を
皆さんが知ってくれる時代に
なりましたが、
現在の最新論文でも
着床という現象が
研究され続けている通り
着床の本質や
さらなる細部にわたる機序は
まだまだこれから
明らかにされていく分野なんです。
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