卵巣がん:手術・抗がん剤乗り越え当院へ 体外受精にて妊娠卒業

 

2年前に卵巣がんとなり、

手術(左卵巣切除)+抗がん剤で治療となる。

経過は順調で問題なく、

妊娠も考えるようになったと

 

妊娠許可も出て

関東在住であったので

専門クリニックにて体外受精を開始

 

採卵2回

移植3回

実施して妊娠に至らず。

関西へ転居となる

 

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残り移植3回

持病もあるためなるべく早い妊娠をと考え

ブログを見て

最短プランでの方針を希望して

当院へ受診されました。

 

初診でみさせてもらった印象は

手術によって

完全に左卵巣はない状態

 

しかし、

右卵巣には小さい卵胞が見えており

AMH:3.58と卵巣機能は

片側だけでも十分に保たれていて

片側だけでも勝負できる!

と確信しました。

 

抗がん剤後であったので

本当にホッとしました。

 

前医では

採卵数2〜12個程度であったと。

 

当院データでは

AMH3以上あれば

もう少し採卵数を狙いにいけると思うので

片側の卵巣機能が保たれている間に

採卵方法をガラリと変えてみませんかと

提案させて頂きました。

 

もちろんその際は

全胚凍結となります。

 

当院採卵1

FSHーPPOS

採血と卵胞サイズをこまめに確認し

一気に卵胞が大きくならないように

注射量確認してゆっくり卵胞発育させ

排卵誘発:アゴニスト

採卵数:26

受精:split

正常受精15

培養:胚盤胞4個凍結(全て顕微授精での胚)

 

媒精(ふりかけ)で受精はしたが、

媒精での受精卵でのみ3日目がほぼフラグメンテーション

参考ブログ)

 

そのご3日目以降育たず。

明らかに顕微授精との発育に差が出た状況であった。

 

当院移植1(保険トータル4回目)

ホルモン補充周期

シート-胚盤胞2個(4AA+4BB)

少しでもふたごリスクを回避するために、

A胚があと2つあったが

あえて2個目はBB胚へ

 

判定陽性

→単胎妊娠

 

妊娠10以降も発育問題なく

最短での卒業となった

 

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卵巣の手術歴がある方々にも

術後の状況は人それぞれ全く変わります。

 

片側が完全にない方や

両側部分切除手術している方

 

内膜症での手術や

それ以外の卵巣腫瘍での手術

卵巣がんでの手術

など

 

術後妊娠希望となった時に

自分の卵巣状況を正確に把握し

自分の卵巣機能に合わせて

残った卵巣能力を有効に使ってあげることが

大切だと思います。

 

やはり特に

持病をお持ちの方はなるべく早く

不妊治療専門のクリニックへ

相談しに行くことがポイントとなる

と感じます。

 

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