こんにちは。Kinoshitaです。

日々、診療をしていて患者さんご夫婦に教えてもらうことがたくさんあります。

 

最近、当院卒業されたご夫婦が

突然、私に絵本をくれました。

 

どういった本なのかを見てみると

・子供を思う気持ちがどれほど強かったかということ

・自分たちが頑張ってきこと

・その気持ちを子供にまっすぐ、聞いて、感じて欲しい

 

という体外受精を頑張ってこられたご夫婦だからこそ書ける

子供への愛あふれる内容になっていました。

 

●当院を卒業された後に、ご夫婦は子供にどんなお話をするのかなと考えたことがあります。

・やはり、しんどかった思い出だからあまり話さないのかな

・子供への思いを現すひとつとして、治療のことを話すのかな

・子供に聞かれたら、話す準備をするのかな

・子供に聞かれても何も話さないようにするのかな

 

たくさんの選択肢がご夫婦にあるなと思ってました。

もちろん子供を思うご夫婦の意見が尊重されるべきだな。と思ってました。

 

そんな中でもらったのが、この一冊でした。

 

親が子供に、産まれてきてくれる前の夫婦の気持ちを伝えることは

簡単ではないし、子供には難しい話になってしまいます。

 

絵本をくれたご夫婦は

産まれる前からたくさん思いを準備して、

この絵本に託したんだろうなと私は感じました。

 

みなさんは見られましたか?

最新データの2021年版

体外受精で生まれた子供の割合はなんと

11.6人に1人となりました!!!

 

不妊治療、体外受精の流れは本当に早いです

研究から始まり、医療(臨床)となり、

自費での助成金が始まり、今では保険適応までなりました。

これが、社会の流れだと思います。

 

親が子へ、思いを伝える内容や手段も

これからたくさん変化していくんだろうな。

 

それが社会の流れなんだろうなと感じてます。

 

私にとっては自分の仕事と向き合っていくための大変貴重な機会になりました。

私も絵本の中に登場させてもらってます笑

まさか、人生で自分が絵本に登場するとは思ってなかったので笑

いい経験をさせて頂きました。

 

体外受精を頑張ってこられたご夫婦が

お子さんに想いを伝える一つの手段をご夫婦が教えてくれました。

クリニックにもおいておきますので見たい方はぜひ。

ネットでも購入できるようです。

https://www.amazon.co.jp/あなたのまほう-ふるやえりか/dp/486711412X?nodl=1&dplnkId=a88c04f8-d11b-4755-86fb-892d5ad3a806