おはようございます。

Kinoshitaです。

私が仕事していて本当によかったなと思う瞬間ベスト1。

「このクリニックを選んで本当によかったです(涙)」

妊娠して卒業される時のこの瞬間をご夫婦と一緒に過ごせることが、私にとって一番幸せな時間です。

最近、40歳以上の方、多嚢胞性卵巣症候群、超遠方の方が妊娠して卒業されるときによく言っていただけるので、さらにやる気満々になってます笑

私・・単純だな・・・といつも感じる(笑)

 

では内容に入ります。

不妊治療を始めるとき、

人工授精と体外受精の違いがわからなかった人多いのではないでしょうか?

 

紛らわしいので本当に人工授精って名前変えたほうがいいと思いますよね。

では当院でよくお話をする内容をまとめておきますね。

ぜひ、治療を開始する前に見ておいてほしい内容です!!

 

人工授精をおこなう期間(~6ヶ月)

女性の年齢により推奨している回数は変わります。

 

人工授精はタイミングの次のステップですが劇的に妊娠率が向上するわけではありません。女性においては人工授精の当日まではほぼタイミングと変わリはありません。

 

ではタイミングと何が変わるのか?

女性にとって一番妊娠に適した日が、男性側にとっても適した日なのか!?

を確認することができます。そしてその精子を濃く調整し子宮の中へ戻します。

 

人工授精はすべてのご夫婦に適した治療となるわけではありません。

2年以上通常の夫婦生活があり、原因不明不妊症や男性不妊症、子宮内膜症と診断された方などは人工授精よりも体外受精が推奨される場合があります。

 

当院が人工授精をお勧めする夫婦

1夫婦生活(性交渉)が取れない夫婦

性機能障害により夫婦生活が取れないご夫婦が大変増えています。

頑張らないといけないという焦りが、さらに夫婦生活を取りづらくさせたり、射精ができない原因となることがあります。

当院では排卵に合わせて人工授精で治療を行い、心に余裕を持った上でそれ以外の日にはぜひ夫婦生活をとって頂くように指導しています。

 

2精液検査で総運動精子数、運動率がWHOの基準値を下回る方

精子は毎日作られています。つまり、変動があって当然の検査です。

総運動精子数、運動率が基準値を下回るなどの変動が精液検査で確認される場合は、毎月の精液所見を確認する為にも人工授精が一つの治療選択肢となります。

 

WHO基準から推定した場合、自然妊娠が可能なのは処理前の総運動精子数が800-900万個以上の場合となります。

 

人工授精では総運動精子数が1000万以上の場合が有効とされますが、500万以上の場合でも運動率が30%以上あれば有効とする報告もあります。

(Dickey RP et al,Fertil Steril 1999)

 

処理後の人工授精の限界としては500万未満では妊娠率は低いとされています。

(Gregoriou O et al,Int J Gynaecol Obset 1995)

 

3子宮頸がんの治療をしている夫婦(円錐切除術)

子宮頸がんの検査で高度異形成、上皮内がんと診断されると治療として子宮頸部円錐切除術を行う場合があります。名前の通り、子宮の入り口である子宮頸部を円錐状に切り取る手術です。

 

もともと子宮頸管は子宮からの粘液を分泌する場所です。

よく皆さんがきく「おりもの」の一部です。

女性の場合、排卵が近くなると子宮からの粘液が増えることで、子宮内に精子が侵入しやすくなります。

 

円錐切除によりこの子宮頸管が切除されてしまうと、精子の侵入に必要なこの粘液量が減少する方がいます。

 

人工授精により子宮内に直接精子を注入することがこの治療となります。

 

~新しい選択をみなさまに~

医療法人木下レディースクリニック(滋賀/大津)

 

(当院最新報告)

#多嚢胞性卵巣症候群で悩んでおられる方へ

PCOSの特設ページをホームページに作り込みました

当院がPCOSに力を入れていることをもっと発信していきたいと思っています。

今までのPCOSの大切な内容を全てそこにまとめてあります!!

ぜひ!!

https://ivf-kinoshita.com/pcos/

 

#第6回 AMH女性の日決定

2020年1月19日(日)

場所:木下レディースクリニック

対象:現在、今後に妊娠を考えている男性、女性、ご夫婦

内容:

#妊娠に関係する最新情報をお伝えする定例イベントです。

#男性、女性問わず卵子、精子、妊娠、流産の最新情報を聞くのは無料です。

#AMHを知りたい、AMH採血したい、当日AMH知りたいという方はぜひ。

#今は妊娠をまだ考えてない方は定期的に自分の体をチェックされることを当院ではおすすめしています。

#当院の女性に対する社会活動の日

 

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