こんにちはKinoshitaです。

 

ぜひ前回の

胚盤胞にならないと妊娠しません!と言われた人いませんか?

を読んでからこちらをお読み下さいね。

 

特別妊娠報告1

35歳 AMH:0.6

妊娠なし 出産なし

不妊治療歴3年で当院受診

 

前に通院していたクリニックでの治療経過

採卵11回(卵巣刺激:クロミッドか自然周期)

採卵11回での総採取卵子数:16個

全て胚盤胞培養→1個しかならず(grade詳細不明)

移植は1 回のみ→妊娠判定(ー)

 

胚盤胞にならないと妊娠しません!

胚盤胞移植以外はやりません。

と言われ、採卵だけが続き治療が進まない・結果が出ないことに悩み当院受診。

 

当院での治療経過

採卵3回(CC+HMG+アンタゴニスト)

採卵3回での総採取卵子数:15個

※前核期凍結5個

※凍結以外の受精卵は胚盤胞培養→胚盤胞ならず

☆当院移植1 回目→前核期3個融解→day3(7細胞・5細胞)→妊娠判定(+)

妊娠12週まで胎児発育問題なし。初期胚移植1回で妊娠し当院卒業となった。

 

※当院では受精卵の発育に悩まれている患者様に対して、受精を確認した直後に培養をかけずにできた受精卵の数個を凍結保存しておきます。この受精した直後(採卵翌日)の受精卵のことを前核期と言います。もちろんその他の受精卵は胚盤胞培養を行います。

医療機関としては凍結管理や凍結の回数も増えるため、多くの培養士スタッフが必要であり、多くのシステムも必要となってしまいどこでも行える治療ではないかもしれません。しかし、培養・分割がうまく進まず悩まれている患者様にとっては私がぜひ提案したいと思える1つの治療提案です。

 

☆当院の移植ではご夫婦の受精卵の状況に合った日を選んであげたい!

例えば今回の day3も適当に決めている訳ではありません。凍結できている受精卵の個数、融解する個数、今まで胚盤胞まで培養したときの受精卵の分割状況を確認し、ご夫婦の受精卵に合わせた移植日を設定しています。

全てを踏まえこのご夫婦にあった受精卵の状況はday3だと判断した訳です。

移植の選択肢の多さが発揮できるのも上で書いた前核期で凍結できるメリットだと考えています。

 

こういう事例は本当に少なくありません。

こうやって私は色々な患者様に不妊治療の奥の深さを教えてもらっています。

医師が絶対こうだという思い込みだけで不妊治療の選択肢を狭めてはいけないと思っています。

 

新たな治療選択肢を皆様へ

木下レディースクリニック https://ivf-kinoshita.com