Kinoshitaです。

夏は大好きなのですが、流石に今年の夏は私もへばりそうです・・

 

では!

ここ最近、PCOSについて海外でも多くの報告や発表がありました。

PCOSの原因はまだ不明とされてきましたが、その原因解明についても発表されてきています。

こちらはまた次回にでも上げたいなと思います。

 

今回は

アメリカの生殖学会であるASRM(American Society for Reproductive Medicine)の診療委員会がPCOSについて最新の委員会報告を出したので紹介しておきます。

いままでPCCOSの治療をしている方からすると、「えっ!」となる内容も含まれていると思います。

量も多いのですが、大事な部分なので2週続けてアップしていきます!

 

1 PCOSを有する女性において排卵率を上昇させる為に、メトフォルミン単独で治療を行うことはプラセボと比較して良好な根拠が示されている。

(グレードA)

 

2 メトフォルミン単独療法でプラセボと比較し妊娠率あるいは生児出産率を上昇させるとする十分な根拠は示されていない

(グレードC)

 

3 メトフォルミン単独療法はクロミフェン単独療法と比較しPCOSを有する女性における排卵誘発、臨床的妊娠率および生児出産に対する効果が劣るとするかなりの根拠が示されている

(グレードB)

 

4 メトフォルミン単独療法ではレトロゾール単独療法と比較し妊娠や生児出産率を上昇させるという事を示す根拠は不十分である。(グレードC)

 

5 デザインの良い臨床試験において、排卵誘発を目的としレトロゾールを用いることを支持する根拠がかなり得られている。(グレードB)

 

→1-5よりレトロゾールはPCOS患者において排卵誘発の第一選択の合理的薬剤となる

 

6 PCOSの女性においてメトフォルミンをクロミフェンと併用することによって、クロミフェン単独よりも排卵率や臨床的妊娠率を向上させるが、生児出産率は向上させないとする根拠が示されている。

(グレードA)

 

7 少なくとも3ヶ月にわたってメトフォルミンで前処置しその後に排卵誘発剤を使用する事によって

生児出産率を上昇させるとする1件の無作為対照試験から得られた根拠が示された。

(グレードB)

 

8 PCOSを有するクロミフェン抵抗性を示す患者においてクロミフェンとメトフォルミンの併用療法はクロミフェン単独よりも排卵誘発率や妊娠率を向上させるという根拠が示されている

(グレードB)

 

BMIや人種、インスリン抵抗性の欠如などを含めたサブグループを考慮した女性において

クロミフェンとメトフォルミンの併用療法はクロミフェン単独以上に有効であるとするにはさらなる研究が必要である。

 

 

という事で今回はここまでです。

ちなみに18番まであります!!

今やっている自分の治療をここで見つけた方もいると思います。

 

最後のまとめで書きましたが、

やはり日本人の私たちにとっては

BMIや人種での結果の違いを理解する必要があり、今後は日本人の統計を出す必要があります。

当院には多嚢胞性卵巣症候群でお困りの多くの方が全国から多く来て頂いてますので、

当院だからこそ出せる日本人PCOSにおけるデータを、これから治療される皆さまのためにも統計処理しご報告したいと思っております。

 

〜新しい選択を皆さまに〜

不妊治療のことをもっともっと知ってほしい

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