前回の記事に引き続き、
受精着床学会で発表した私の演題について報告します!
「融解後の回復培養における胚盤胞形態は異数性胚率と関連する」
というテーマで発表させていただきました。
↑発表の様子です。
融解した直後の胚盤胞は、
浸透圧の影響を受けて収縮していることが多いです。
その後、培養を続けると胚盤胞は再び拡張しますが、
なかには収縮したままの胚盤胞もあります。
このような収縮していた胚盤胞は、
拡張した胚盤胞と比べて ”異数性胚である割合が高い”ことが
今回明らかになりました。
ただし、収縮した胚盤胞のなかには、
もちろん正倍数性胚もありますし、
妊娠している胚も多くあります。つまり、
収縮していた=妊娠しない胚 というわけではありませんので
ご注意ください!!!
妊娠予測の指標としては、まだまだ不完全ですので
患者様の良い結果につながるよう
引き続き、研究を重ねていきたいと思います。
胚培養士KM
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