こんにちは!コーディネーターです。

今回は「男性の血液検査」についてお話します!

当院では、浅田式(自費診療)の治療を行う男性パートナーの方に、感染症検査の採血に加えて、3種類のホルモン検査、銅・亜鉛(希望のある方)検査を行っています。

まずは、それぞれの項目についてお話ししていきます。

<ホルモン検査>


 

➀FSH(卵巣刺激ホルモン)
脳の視床下部にある下垂体から分泌されるホルモン。
精巣のセルトリ細胞に作用し、精子形成を促進します
 
②LH(黄体形成ホルモン)
脳の視床下部にある下垂体から分泌されるホルモン。
精巣のライディッヒ細胞に作用し、男性ホルモンであるTESの分泌を促進します

③TES(テストステロン)
精巣にある睾丸や副腎から分泌される男性ホルモン。
二次性徴の発現性欲や性衝動の亢進を促し、またFSHと協働し精子形成にも関与しています

<銅と亜鉛>
亜鉛は体の中で鉄の次に多い微量元素で、生体内で重要な役割を担っています。
最近では亜鉛のサプリメントを摂取されている方も多く見られますが、亜鉛の過剰摂取により銅が相対的に減少し、貧血になることもあります。
そのため当院では、銅・亜鉛をセットで検査しています。

当院では、上記の3種類のホルモン値と精液検査の所見を照らし合わせ、現在の状態を評価します。
精液検査について詳しく紹介しているブログがありますので、こちらをご覧ください。


精液所見が不良(無精子症・高度乏精子症)の方は末梢血染色体検査・Y染色体微小欠失検査を行い、その結果によって精子確保のための手術を実施するか判断します。

無精子症及び高度乏精子症では、末梢血染色体検査は10%の確率、Y染色体微小欠失は8%の確率で何らかの異常が見つかるというデータが出ています。

今回はY染色体微小欠失検査についてお話しします。

Y染色体には無精子症因子とよばれるAZF領域という領域があり、AZFa・AZFb・AZFcの3つの領域に分かれています。
この検査では、AZF領域の欠失の有無やその部位を調べます。
 


AZF領域の欠失の有無やその部位により、精巣から精子が精巣内精子採取術 (Testicular sperm extraction : TESE)で採取できるかどうか予測ができるため、手術実施の判断材料として検査を行います。


当院では、泌尿器科専門医による男性不妊外来を行っています!
男性不妊外来を受診される方は、診察室、受付窓口、お電話での予約をお願いします。
*不妊治療を希望される患者さまのみ受け付けております。
  
 名古屋駅前クリニック:毎週火曜日
 勝川クリニック:第2金曜日(外来のみ・手術なし)
 品川クリニック:毎週金曜日(第2金曜日を除く)


検査の詳細、男性不妊外来に関しましては、当院HPをご覧ください。
 

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