1月の更新以来ブログを書いていませんでしたが、久しぶりに書いてみよう
今日は6月23日
沖縄では「慰霊の日」
これまでも慰霊の日について書いたことがありますが
☆慰霊の日
今日は、娘と一緒に読んだ一冊の本のことを。。。
結構昔からある本で、舞台や映画で上演されたりもしたようなので
ご存知の方も多いかと思いますが
逆に、新しい本に目が行きがちな今だから知らなかった、という方も多いかなと思います
沖縄では、小さな頃から平和学習で戦争のことを学ぶ機会が多く
資料館や実際の映像・写真・手記・本など、様々な資料で戦争を学びます
その中で原爆のことについても学びますが、やはり
地元沖縄の地上戦を中心に学ぶ機会が多くなります
そんな沖縄の子供や、戦争を知らない子どもたちにも
ぜひ読んで欲しいなと思う本です
それは「ふたりのイーダ」という本です
この本は、広島の原爆を題材とした内容で、小学四年生の直樹と二歳の妹ゆう子が
母親の仕事の関係で、夏休みに広島の祖父家に預けられることになり
そこで体験する不思議な出来事のお話です
「イナイ、イナイ、ドコニモ・・・イナイ・・・。」
直樹とゆう子の兄妹は、おかあさんのいなかの町で、
だれかをもとめてコトリ、コトリと歩きまわる小さな木の椅子にであい・・・。
8月6日原爆の日、その悲劇を子どもたちに語りつぐ名作です
戦争に関する事は、実際の写真や映像、手記などを中心に学んできた私ですが
この本は架空の“人物や”“物”が伝えるお話です
でも、著者の松谷みよ子さんがあとがきでも書いているように
“原爆資料館で重文資料をかしていだだき、りつ子の存在が架空のものでないことを知ってつらかった
非常な数字が死をしめしていた”
と記されているように、フィクションであり、フィクションではないお話です
写真や映像は、視覚的にダイレクトに感じるものですが
この本は、一度呑み込みジワジワと伝わるので、子供自身が考え
それぞれの意見を持つことができるような気がします
子どもにお勧めですが、大人になって読み返してもまた違う感想が出てくるような本です
夏休みの読書感想文にも、良い本ではないでしょうか
ちなみに、、、我が家の娘はこの本を読んだ後
“広島・・行ってみたい、原爆ドームも見てみたいな”
とつぶやいていました
久しぶりの更新なのに
最後まで読んでいただき有難うございます