「走り屋…」その存在を知ったのは16歳…

それを知ったのは十和田湖でした…


駆け抜けるバイク…

エキゾースト…

コーナリング…


「カッコいい…俺もあんな風になりたい…」


心底に憧れました…


高2になり中型バイクを手に入れる…

バイクってのは教習所で習うことは基礎中の基礎… それだけではマトモに路上出走れるシロモノではないと、直ぐに実感しました。


やはり難しいのはコーナリング、それに伴うブレーキングでした…

「走り屋」と呼ばれるくらい上手くなりたい…

時間のある限り、練習…練習…練習でした

バイクの持つポテンシャルってのは、よほどの腕がなければ発揮できない…だからもっと倒し込んで速いコーナリングを…

そう思いながらも怖さが先に出てしまう…


ある程度、マトモに走れる様にはなった…

そこから上… もっと速く…


オレのバイクは古いバイクでしたが

それでも速さ上手さだけは負けたくなかった…


能代港の広い場所でどれだけバイクを倒せるか?その感覚を掴む為、無理矢理倒す…

練習の末…普通に膝をするまで達したがスピードは低速、40〜60キロ広い場所限定だった。

ちょっとした石ころや浮いた砂にタイヤが乗っても、僅かに滑る程度で直ぐにグリップを回復する。そういうことも分かったけど、そこまで路上で走行することは出来ませんでした。


バイクを乗り換え最新型に乗っても、バイクのポテンシャルは十分に発揮することはなかった…


それでも、余程速いヤツ以外は振り切られたりすることもなくなったし、何よりも運転に余裕と安心が生まれました。


練習によって限界は上がった…

後は経験を積み重ねて行きました…


「走り屋」レベルにはなれなかったけど

怖い思いはしなくなった…

練習と経験は安全に繋がる…


それがオレにはプラスとなった


だけど…


アイツには最後まで勝てなかったねwww