兜町 FinTech企業誘致! | INTERTRADE Cross Talk(インタートレード クロストーク)

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このブログは健康を愛する方に向け、これまでにない視点で健康について語っていきたいと思います。
健康テーマを生命誕生の海からの贈り物七つと我々哺乳類が進化してきた山からの贈り物を関連させ、分かりやすく皆様にお届けしたいと思います。


2016年2月より(今日から?)、東京都中央区日本橋兜町に 「フィンテック」関連企業を誘致する取り組みがスタートするとのこと。

フィンテック(FinTech)とは金融(Finance)とテクノロジー(Technology)を組み合わせた造語で、最新のIT技術を使った新しい金融サービスを目指すもの。
要は金融のIT化という意味と理解されています。

兜町には東京証券取引所があり、以前は、ここを中心に証券会社が集まり金融マーケットの中心地でありました。
昔は東証の中に立会場があり、大型株を中心に人(場立)を介して証券取引が行われていました。
しかし、1999年4月30日に取引の迅速化やコスト削減を目的に閉場されました。
ちょうど、インタートレードが創業してすぐの頃です。

立会場が無くなったため、毎日、証券マン(場立)は東証に集まる必要もなくなりました。
そのため兜町にあった証券会社は分散化し周辺の人口は減少、以前ほどの活気が無くなっていきました。

今回の取り組みは、そんな兜町をもう一度活気ある街にするため、フィンテック企業を誘致するようです。
ここ数年、大手町から日本橋、そして兜町周辺の都市開発が進んでいます。
兜町に関しては人口が減少しているのとは逆の方向です。
これは恐らく2014年12月、東京都が発表した東京都長期ビジョンと関係しているのでは考えています。

東京都が発表した長期ビジョンには「世界をリードするグローバルビジネス都市の実現」とあり、
・国際ビジネス拠点の整備
・東京国際金融センター構想
・ライフサイエンスビジネス拠点の形成
を取り組んでいくとのこと。

日本のバブル崩壊以降、アジアの金融の中心地は東京から、セルサイドは香港、バイサイドはシンガポールに移っていきました。
その地位をもう一度再興しようとする動きだと思います。

そのためには金融機関だけではなく、新しいサービスを開発するフィンテック企業の活躍が必要なのでしょう。
近い将来、これまでとは全く異なるサービスが立ち上がってくると我々も含め、様々な企業のアイデア競争が楽しみです。