昨年くらいから、福井県の郷土料理
魚の糠漬け「へしこ」に注目をしております。
その理由は、機能的で美味いから。
私自身築地にいた人間ですが、恥ずかしながら知らなくて、
ようやく昨年であって、その魅力に憑りつかれるまでとなりました。
そんなへしこ脳を持った人間が商談会に行くと、
へしこアンテナに色々と引っかかります。
まずこれ!
イノシシのへしこ!
・・・「へしこ」というのは魚の糠漬けの事。
それをイノシシとは・・、という硬い頭ではなく、
糠の特性を考えると、これは誠に理にかなったもの!
糠漬けは、余分な水分や雑味が糠に抜けていき、
その旨みが漬けモノにしっかりと残るので、
意外に肉料理に合う。・・・と思います。
しかもこのイノシシは、ジビエもの!(野生のもの)
ちょっと楽しみです。
続いて・・コチラ!
福井大学共同プロジェクトの「へしこカレー」
・・ま、まぁサバカレーも世の中にありますし、
もはやカレーは日本人のソウルフードである事ですし・・
と思ったのですが、これが使っているのは、
へしこで使い終わった「糠」をこのカレーに入れているとのこと。
へしこを作り終えると、当然その糠床は廃棄されます。
その廃棄される糠床に目を付けたのが、この福井大学プロジェクト。
カレーに小麦粉を入れるように、糠を・・
さてどんな味なのでしょう。楽しみです。
糠漬けの原理は、灰干しの原理と少し近い部分があります。
発酵はないですが、灰干しは余分な水分と雑味を灰が吸い取ってくれます。
その為・・非常にクリアな干物が出来上がります!
余分な水分だけ吸い取られたので、非常にジューシーなまま!
へしこから少し遠ざかりましたが、
当店お勧めの「灰干し干物」のがんこ干しは、
▼こちらにあります!
後半はちょっと強引ですね。
ただ、へしことがんこ干しはこれからも注目です!