房総半島の南に位置する標高約329mの鋸山。https://nokogiriyama.jp/からの写真です。

じぶんは今まで2回登ったことがある。
しかし、山の上から眺められる絶景を知らない。
それどころか登山道の景色や、恐らく目の前を
通ったと思われる大仏も見たことがない。
なぜなら、2回とも夜に登ったからだ。
2016〜2018年12月に、安房小湊から浜金谷まで
房総半島を横断する約6〜70kmくらいの
トレイルランニングの大会に出場。
2016年は鋸山まで辿り着けずにDNF。
2017年は鋸山の山中で時間切れとなりDNF(←山を走り終わったところで収容された)
2018年はその年に房総半島を襲った台風等の
影響で距離が短めだったということもあり、
何とか完走!

速い人なら明るいうちに鋸山を通過しゴール
できるのだろうけれど、遅いじぶんは2回とも、
登山道に辿り着いたときには既に真っ暗。
ヘッドライトで照らしながら夜の山道を
登ったり降りたりしたのだった。
夜の登山なんて富士山でしかしたことがなく、
遅い人のほうが鋸山の難易度が高くなる、
という不思議な現象の中にいた。

鋸山。
一体どんな山なんだろう、そこにどんな景色が
あるんだろう🤔その場にいたのにわからない。
そのため今回は、明るい時間に登ってみること
にした。

コース図はこちらからダウンロードさせて
もらった。
https://nokogiriyama.jp/nokogiriyama-map/
地図に3つの推奨ルートが記載されている。

じぶんは3の「鋸山登山家コース」を進む。

そして今朝。自宅最寄り駅から始発電車に
乗り、房総半島へ向かった。
鋸山の最寄り駅は浜金谷駅なのだけど、
月間走行距離を稼ぐためと交通費の節約のため、
ひとつ前の竹岡駅で降り、浜金谷までの
約4.5kmを走ることにした。帰りも竹岡駅を
ゴールとする。ここを走ると電車代は
じぶんの場合片道約170円安くなる。

7時半に竹岡駅に到着。

天気は曇り。暑すぎなくて走りやすそうおねがい


走る格好に着替えスタートスター
海に向かって坂を下っていき、まーっすぐ続く
海沿いの道を海を眺めながら進んで行く。
曇り空の白い海。
しばらく走ると、むむむキョロキョロキラキラ

the Fish!ここは、前述したトレラン大会の
ゴール地点。
じぶんにとって完走した年の1回しか来たこと
がない場所。
あの日、この場所を目指して約60kmも房総の
山の中を走って来たのだ。
ゴールだぁ〜笑い泣き何だか感慨深い気持ちに
なった。今日のじぶんはまだゴールじゃないよニコニコ


the Fishを後にし、山方面へ進む。
むむむキョロキョロキラキラ見えてきた。
切り立った岩肌の山。山頂がどこかはわからない。
このガソリンスタンドの手前の道を入り
住宅地の中を走って行き、
浜金谷駅を通り過ぎ、
この建物(観光案内所らしい)の先の道を
曲がり、コースの「A」に着いた。

こういう道をてくてく進んでいく。

この後すぐに激坂となり、何とか走って登り
切った。

しかし、不整地の登山道に入った途端、
そんなに急な傾斜ではないのにゼーハー苦しく
なり走りきれず歩いて登った。先月から肺が
弱くなった気がしていたのだけど
まだ治ってないえーん
でもすぐに、走りたくても走れない急な登り
ばかりとなった。走れない登りは気がラク照れてくてく
少し登ると、じぶん、鋸山に登ってるおねがいキラキラ
実感する景色となってきた。

そして、絶景が広がった。
ここは千葉県おねがい千葉は広くて奥深い。

山頂に近づき、登りが更に急になった。
でもさすがに1年以上月間200km走っている
ので(←自慢みたいに見えるけれど自慢じゃないようショボーン
さほどしんどい思いをすることなく、スタスタ
と登って行く。走らなくていいって気がラク照れ

ほとんど歩き、僅かにある緩めの登りや
フラットなところ等、走れるところだけ
チョボチョボとした足取りで走りしばらく
進むと、広い場所に出た。
え?頂上?びっくり
頂上だった。
ここで白状しなければならない。
じぶんは今まで、鋸山の山頂は有名な
「地獄のぞき」のことだと思っていた。
しかもじぶんが参加したトレイル大会でその
場所を通るんだと思っていた。ということは
じぶんも景色は真っ暗だったけれど山頂に
行ったんだと思っていた。 
大会でここは通ったんだろうか。はてなはてな
の頭のままでコース図に沿って引き返し、
頂上の「G」からの下りに入った。
「E」まで降りてきた。
前述のトレラン大会のときは5〜60km走ったり

歩いたりした脚でこの山を彷徨っていたけれど、

今日のコースは距離が短いため、そんなに疲れて

いないし、時間もまだ早い。

そのため、D→C→Aの順で降りたら、今度は

A→Cまで登り、Cの近くの日本寺に寄り、

トレラン大会でこのお寺にニ度入ったことが

あるはずなのに一度も見たことのない大仏等と

地獄のぞきを見て、C→Eまで登り、E→B→Aの

順で下山することにした。


「E」から道を曲がる。するとそこには。

この階段、知ってる!!大会で通った覚えある爆笑
しかも真っ暗闇の中で
「あれ、こっちでいいのかな滝汗キョロキョロ
と恐る恐る通った気がする。
※もし通っていなかったらすみません真顔

見覚えのある階段にまず反応したけれど、
後ろもスゴかった。
薄々想像はしていたけれど、こんなところ
だったのかびっくり

先ほどの階段を登り左に曲がる。
真っ暗闇だった視界と重ね合わせ、こうなって
いたのか、とその景色に息を呑む。



その先からはひたすら下って行く。
途中からずーっと下まで続く長ーい階段が
あり、またすぐに登るのに早足で下って行く。
そこにあった「観月台」という看板と
金谷の街の景色にかなり既視感を感じた。
ここから金谷の夜景を眺めながら階段を下りた
気がする。2017年のときは、制限時間を過ぎて
いてゴールできない場所の夜景を眺めながら
階段を下っていた。
そして翌年は何とか完走できそうで
「ああ、ここ去年も通った笑い泣き」と感慨深い
気持ちで階段を急いで降りたのだった。

けれど、あの階段で合っているのかな🤔
多分違うかもしれないな、と思いながら階段を
下った。←帰宅後調べたら、どうやら大会で
通った階段っぽいびっくりもっと感慨深くなればよかったわい。

階段を下り終え、「A」へ戻ってきた。
今まで下ってきた、そしてこれからまた登る、
ずっと上まで続く階段。
そんなに段差のある階段ではなかったので
歩きと少しの走りを交えながらスタスタ登り
始めた。

そして日本寺近くの「C」に着き、お寺に向けて
道を曲がった。
お寺の入口に着いたとき、ぎょっとした滝汗
拝観料700円。え、お金かかるの無気力
そういえばトレラン大会のエントリー費用には
拝観料も含まれていると何かで見たような気が
する。

でもせっかく来たからには地獄のぞきを
見たいし、大会で通った場所であることは
確かなので入ることにした。
お金を払い中に入る。するとすぐに。
何これスゴいびっくり
お寺の境内なので走らずに先へ進んでいく。
そんなに遠くないところに展望台があり、
近くに地獄のぞきがあった。しかし、写真を
撮りたい人が並んでいるのと、その近くに
比較的空いている展望台があったのでそちらに
移った。
もうここが地獄のぞきってことでいいよ、と
思うくらいの絶景。
地獄のぞきを望む。
あと大仏も見なくっちゃ、とその場所を後にし、
案内板に沿って長い階段を下って行く。
徒歩20分とあってかなり距離があったけれど
人がいないところではゆっくりだけど駆け下り
た。途中の洞にたくさんの荒廃した石の観音が
あり、この場所の歴史の長さを感じた。

しばらく下ると、大仏の広場に出た。
しかしまずはこの近くにあるトイレへ向かった。
700円払っただけあってちゃんとしたトイレ
がありひと安心。用を済ませると広場に戻った。
ほほう、これが鋸山の大仏か〜びっくり
見られてよかったわい照れ

この広場には自動販売機があったのでレモンの
強炭酸のジュースを購入。暑くて汗だくになって
いたので炭酸がスゴく飲みたかったのですぐに
飲み干した。美味しかった〜照れ

ジュース休憩を終え、さっき下った階段を
今度は登る。人がいなくて且つ走れそうな段差
のときは走るようにした。
そんなに距離の長さを感じずに地獄のぞき等の
ある展望台に戻ってきた。もう一度展望台から
景色を眺め、再度地獄のぞきをパチリ📷
さっきより行列が伸びている。
展望台を後にし、さっき入ってきたお寺の出口
に向かった。早くここを出て下山したかった
けれど、その途中の景色に思わず立ちどまる。
なんかこういう景色、トレラン大会のHPで見た
ことがあるような気がするおねがい
今日は明るいうちに来れて本当によかったおねがい

お寺を後にし、無料ゾーン(=登山道)に復帰。
前述したようにC→Eまで向かって下山すること
にしていた。
さっき通った、岩を切った壮大な洞窟の場所
まで戻ってきた。そこを通ると、分岐点があり、
浜金谷駅への下山の標識が視界の隅に入って
いた。なのに何故だかわたしはそこが「D」で
その先が「E」だと思ってしまっていた無気力
1日でA〜Gまで一回ずつ登りと下りの両方で
通る(=往復する)ようにしたいという気持ち
があったので、何故「D」に下山道があるのか
はあまり気にせずに「E」へ急な登りを登って
行った。
しかし途中で、やっぱりおかしいと気づく。
登りと下りで1回ずつ通ればいいはずなのに、
この道、朝も通ったわい。
でも「E」はまだ先のはず。頭がはてなはてな
のまま進んでいたのだけど、更に急な登りと
なり、朝も通った「ここが千葉県なのか」思う
ような絶景の場所に出て、やっぱりおかしい、
と途中まで登っていた階段の歩を止め、スマホ
で調べることにした。
このときは周りに人がいなかったのでその場に
立ちどまったけれど、いつ来るかわからないので
一旦急な階段の下の、来た人とすれ違える広さの
フラットな場所まで下りて場所を調べた。
やっぱり「E」に下山道がある、間違ってない
と調べたところで(確かにその点に関しては間違って
いない😓)、突如階段の上からスタスタスタスタと
ビクッとするような速さの音滝汗
うわ、トレランの人が降りてきたガーンアセアセ
今日は何かの大会にしてはそう多くはない数の、
ゼッケンを付けたトレランの人々を度々見かけて
いた。歩いているときに向こうが走っていると
少し怖くてドキっとして少し嫌になりかけて
いた。もちろん挨拶してくれるし悪い人たち
ではないけれどえーというか才能皆無で歩いてばかり
忘れかけそうになっていたけれど一応じぶんもトレランの
人ではなかっただろうか凝視
降りてきたトレランの人とすれ違い、再度
階段を登った。この階段を走って降りられるの
スゴいな、と思いながら急な階段を登っていく。
明らかに朝登った道。そして更に上まで続く
急な登り。しかしこの上に「E」があるはず。

何とか次の分岐点に着いた。
ここが「E」だよねキョロキョロと標識を見た。
そこに表示されていたのは、F!!無気力
しかも山頂まで「500m」と書いてあった。
やっぱり間違えた〜えーん
でもいいんだもん、急勾配のトレイルを歩く
トレーニングだもん無気力それに絶景をまた見た
かったんだもん。
何とか「E」に戻った。そこから本来進む道に
入ったランニング
緩めの下り坂でも岩や木の根がでこぼこしていて
ほとんど走れず(←そこを走るのがトレイルランナー
です凝視ほとんど歩き、何とか走れそうな
ところだけ依然としておっかなびっくりな
足取りで走り、かなり広めのフラットな道に
出たと思っていたらそこがトレイル区間の
終わりの道だった爆笑
スタートの駅からこの時点までの平均ペースは
キロ10分50秒無気力山の中では歩いているときは
時計を止め、どんなに遅い足取りでもじぶんは
今走っていると思うときだけ計測していた。

舗装路となり、行きのときは何とか登った
激坂を今度は下っていく。走れる道になった
ことで平均ペースが少しずつ速くなっていく。
ここからゴールの駅までの残り約5kmくらい
の間にできるだけ平均ペースを速くしたいな
と思いながら進んだ。

行きで通った住宅地を通り過ぎ、ふたたび
海沿いの道に出た。

曇り空だった朝と違い、ギラギラと晴れていて
暑かったけれど、海を眺めながら走ることは
滅多に無いことなので楽しかった。
対岸の富士山は全然見えなかったけれど、
よく見るとうーっすらと霧の中の要塞に見える
ビル群があり、あの辺りが横浜かな、とか思い
ながら(思っただけで違うかもしれないけれど)
走っていた。

約4kmの海沿いのまーっすぐな道を進み、
竹岡駅の標識まで着いた。
駅に向かって道を曲がると登りの激坂ニヒヒ
そういえばスタートのときに海に向かって
それなりに急な坂を下ったんだった。
何とか走り切れるくらいの急な坂道を登り切り、
駅に着いた〜🥁🪐
記録はこちらです。ど〜んドンッ
平均ペースは何とかひと桁になったわい。

全身汗だくで、汗や山中の湿気で髪がボーボー
ですぐに着替えたかったけれど、電車の本数が
少ないのでまずは電車の時間を調べた。すぐに来るなら乗ってしまおうキョロキョロ

そしたら次の電車まで1時間近くあった無気力
汗だくのまままずは自販機でジュースを買い
すぐに飲み干した照れ美味しかったわい。

着替えたり、ベンチに座ってこの記事を書き
進めたりしていたらそれなりに早く時間が
過ぎた。無人駅のひっそりとした空間も中々
よかった。

今回明るい景色が見たくて鋸山に行ったけれど
想像通り、とても良い場所だった。
でもじぶんの実力と向き合い、もうトレラン
大会に出ることはないな、と再認識した時間
でもあった。そもそも例え平地でも70kmとか
走れる自信無いわい。
じぶんの某SNSのアカウント名が「itsuka100miler」に
なっているの変えなくっちゃ。なんだその大それた夢。

でもトレランは好きだし、今後もひとりで
マイペースに走りたいおねがい
数年前は、神奈川のあまり人のいない静けさに
包まれたトレイルをよく走りに行っていた
けれど、近頃は東京の山でも熊が出ることが
あるらしいし何だか怖い。
でも千葉の山は熊の心配が無いので安心。
もし千葉に来るとしたら海を泳いだり道路を歩いて来ないと
いけなくなる。その間に捕獲されるはず。
千葉の他の山も調べて近々行ってみようかな🤔

明日はジョグで長めの距離を走りたいけれど
天気が悪いみたいだし体調のこともあるし
明日の状態を見て無理のないように決めたい。
だけど、来週の●●に備えて
走っておきたいな〜富士山