中途募集 ~業績で転職を考える
厳しい経済状況が続きます・・・。
外資、特にUSの企業は、株主への説明責任を重視します。
業績(売上、利益、1株当たりの利益)と翌年の投資エリアについて説明をします。
どこのIT外資企業は業績が伸び悩んでいますので、以下の対策をしています。
①個人消費とIT投資が伸びず、売上が上がらないので、マージンを維持する為に、固定コストの削減に励む。
②今年は赤字で覚悟するが、来年は投資を縮小する。
③自己再建は断念し、買収(提携)先を探す。
④利益や売上げでは成長性を説明できないので、協業他社からの市場シェアの獲得の活動をする。
前置きが長くなりましたが、この状況で転職を考えるのは極めて厳しいですが・・・、
転職しやすさ(中途で入社しやすさ)で考えると、上記の4パターンでいうと、
④ > ① > ② > ③ ではないでしょうか。
①は、人件費にメスを入れていないなら、可能性はあります。また景気が回復しそうなエリアがあれば、すぐに採用をスタートする企業です。
②は、設備投資の抑制であればOKですが、採用も抑制すると明言していれば難しいです。
③は、もう自社のコントロールできない状況ですので絶望的です。
④は、ライバル会社からの引き抜きを活発に行いますので、企業の需要に合致すれば十分可能性はあります。
で、 ④はどこの会社? ・・ですが、
④は市場TOPシェア企業に挑んでいる会社なので、規模の小さい日本法人です。セールスフォースや、アリババ、レノボなどでしょう。(知人や友人に聞いた情報です。)
①~④から外れる好業績の企業市場シェアを維持または拡大している企業ももちろん採用はしています。
アマゾンや(携帯などの特定分野で)Google、(外資とは言いにくいですが)Yahooなども採用活動は継続しているようです。
個人的には、このような厳しい状況では、今の会社でしっかりと成績を残して、次のチャンスまで力をためておくことをお勧めします。