オプトメトリスト検眼 〜上下斜視処方のプロセス〜 | 鳥栖市のめがね・時計修理販売のお店 いとおのブログ

鳥栖市のめがね・時計修理販売のお店 いとおのブログ

佐賀県鳥栖市にあるめがね・時計屋です。オプトメトリストによる検眼、時計の修理、電池交換、機械式時計のオーバーホールなどお受けしております。鳥栖市内はもとより基山町、中原町、佐賀市、小郡市、久留米市など佐賀、福岡県各地よりご来店いただいています

こんにちは、オプトメトリストのいるお店のいとおです。

被験者 50代男性

 

主訴 特になし。新しいメガネが欲しい

 

事前検査 

オートレフ値

右 S-9.25 C-050x12

左 s-8.50 

 

矯正値

S-9.25 C-0.50 x5 (1.0)

S-8.25 (1.0)

 

矯正視力

1.0

 

とここまでは通常通り検査を行い処方度数を決定しようとしたが、検眼中に感じた違和感がどうも拭いきれず、カバーテストを行うと、右→左とカバーを換えた時に大きく上下に分かれるという訴えがあった。

そこで上下の偏位量を調べてみたところ、

 

#12

1回目 30△

2回目 10△

3回目 9△

という値が出た。そこで「日常生活で夕方を過ぎるとものが2つに上下に分かれて見えることはありませんか?」とお尋ねしたところ、やはりそのような症状があり、解消するために片目を閉じることがある、との回答があった。

 

斜視が大きく複視がある場合、多くの場合は片方の矯正視力が著しく低下しているか、片眼抑制して単眼でものを見ている。

今回のケースは視力低下も抑制もかかっていなさそうで、上下開散力で引きつけて両眼視を保っている可能性が高いと考える。

 

最近服用している薬の影響を考えられるかもしれない、とのことだった。

 

プリズム処方の原則は「寝た子は起こすな」だ。つまりプリズム処方が必要なくらいの偏位があるがご本人が自覚をしていない場合、または困っていない場合、処方は無理にしないほうがよい、というセオリーがある。

 

今回のケースは処方するかどうか迷ったところがあった。

 

・今まで斜視を指摘されたことがない

・夕方以降に複視を自覚する

 

迷いはあったがプリズム処方で症状の改善の可能性が高いので上下4△の処方を左右に均等に振り分けて(2△ずつ)処方とした。

 

 
お読み頂きありがとうございました。

めがねホームページURL
http://ito-megane.com

時計修理ホームページURL
http://ito-tokei.com

~~時計のオーバーホール・電池交換・修理は当店で!~~

●電池交換 1,100円~  
●Gショック電池交換 2,200円~
●ロレックスOH 38,500円~
●オメガOH 22,000円~
●セイコーOH 11,000円~

国家資格 一級時計修理技能士
国家資格 一級眼鏡作成技能士
オプトメトリスト
メガネ取り扱いブランド
BJクラシック・MOSCOT (モスコット)
Eyevol (アイヴォル)・alain mikli (アランミクリ)
NEW. ・NIKE   etc..
創業 昭和50年
眼鏡・時計 いとお
営業時間 10:00~19:00 不定休
佐賀県鳥栖市本町1-970-4
TEL 0942-83-9620
 

足お店へのアクセス
 
 
 


Twitterで作品を公開しています、お時間あるときにでもご覧ください
↓↓↓
TICKTACKart

―当店では、鳥栖市・基山町・中原町・神埼市・佐賀市など佐賀県各地、久留米市・小郡市など福岡県からご来店頂いています―