染めものの素材探しに、インドへ出掛けていた9日間。

駆け足で、飛行機を合計9フライト乗り継ぎ、いろんな各地を訪れた。

その際、インドでは牛が道路を歩くなんて、みんな知ってるよねー。
その通り❗️
しっかり、ゆったりと歩いてらっしゃいます

だけどね、牛だけじゃないのです。
馬やロバ、水牛だってお仕事してまして…

果物をせっせと運んでおりました。

でも今回出会ったのは、
超巨大なアノ動物❗️

そうなのです。
ゾウが人を乗せて、ふつうに道路を歩いていたのです!

これを正面から撮りたかった私は、タクシードライバーさんに、スマホを渡して叫びました。

ガネーシャ❗️

英語の話せないドライバーさんだったので、ゾウを何と言えば良いか、と咄嗟に現地語で言ったつもりでした。

で、そのドライバーさんが撮ってくれたもの

はっ?
ガネーシャってコレ⁉️

そう、ドライバーさんにとってガネーシャと言えば、お守りのガネーシャなのですね。。
私は、着色された派手なゾウを写真に収めたかったのですが、エレファントで通じたのかも。。


後ろ姿も、可愛くデコレーションされてたゾウを初めて道路上で見たのでした。

今日もご覧くださいまして、ありがとうございました。
またねー(^_−)−☆




素材探しにインドへやって来た最終日、ドライバーさん曰く、今日お前は日本へ帰るのか。ラッキーだね。

 ホワイ? 

明後日、トランプさんがやって来るんだよ。だからこの道全て封鎖。皆んな動けない。
 僕も仕事にならないから、シフト入れずにお家ステイさ。 

あー、なるほど。明後日を帰国日にしていたら、時間のロスがとんでもなく大きく読めないワケね。

 ウン、ほらこのホテル、トランプさんが泊まる。だから歩道にこんなにお花を植えたでしょ。 
今ごろタージマハルのホワイト大理石を磨いて磨いて大変だよ。彼一人のために、タージマハルは、貸し切りなんだから❗️ 
その代わり、インドは大金をゲット出来るけどね。 
この道も、封鎖だよ。彼のワイフが、小学校のハピネスクラスを1時間だけ訪問する。その為に、皆んな道路が使えなくなるからね。 
前回もそうだったし。道路標識も、きれいにしてデコレーションするんだよ。 


トランプ大統領の来印に、インドの人達は、歓喜してるのか、迷惑なのか分からないけど、複雑な状況なんだろう。多少のトラブルはあったものの、時間を効率良く使うことが出来たのは、とても有難かった。 

でも、前もって分かっている混雑や状況なら対処の仕様があるけれど、読めない想定外の状況に遭遇するのだと、ショックだったかもね。



昨日は、お鍋でゴボゴボ沸かしているのを、紹介したのですが、

さぁ、染め液がとれましたら、空気にさらします。

2時間くらいかな。

そしてバケツリレーじゃないけれど、交互にバケツに移し替えていく事で、しっかりと空気に触れ、赤みが増してくるのです!

コレ、めっちゃ不思議なのですが、やらないとほのかなピンクなんてくれないのですよん!



変わったの、分かります⁉️

湯気で見にくいですけど、着色なんてしてませんからねー(^。^)


そして今回、野生の蚕、エリシルクのストールを染めてみました‼︎



ほんのり桜の花びら色に染まってますでしょう☺️

なんて不思議な、ありがたい自然の力だなぁと、いつも感じています。

手間はかかるけど、やっぱりやめられないんですよ。

神秘さ。

美しさ。

ますます引き込まれる世界です!

今日もお読みくださり、ありがとうございました😊

またねー❣️
結婚式にお呼ばれすると、おめでたい席では、桜茶が振る舞われますね。

湯呑みの中で、ゆさゆさと花びらが揺れて、塩味の効いたお茶をいただきます。

それは、間もなく咲くであろう咲いた桜の塩漬けのお茶ですから、花が重宝されます。

染人にとっては、まさに今の時期❗️

そう、桜の枝は今、あの花びらの可憐な色を蓄えているのです!!

そこで私は、山桜の枝をいただいてきて、ざっと洗い、大きな鍋に入れて水から沸かして、色を頂戴します。
ボコボコ沸くこと20分強。

ザルに打ち上げ、また枝を鍋に戻し入れ、2煎目も沸かします。

ただの木の枝じゃん!って思うのですが、これ不思議❗️

どんな色をくれたか、また明日報告いたしますネ♪

今日もお読みくださり、ありがとうございました😊

シルクなのに、カシミヤのような風合い

そして、

幼子が、手放そうとしないライナスの毛布のように感じさせてくれる真綿のシルクストールがあるのです!




アヒンサとは、

サンスクリット語で「不殺傷」「非暴力」を意味します。

一般のシルクは、繭の中の蛹を、煮殺や乾殺、または冷凍して、糸を取ります。

アヒンサシルクは、蛹が成虫となり、繭を食い破って出た後の繭から糸を取ります。

繭に穴が開くので、一本の長い糸は取れなくなり、真綿の糸ですが、自然と命を尊重するやり方で丁寧に糸づくりされています。

その野生で育って取れたエリ蚕は、インドの森で、風雨や天敵にさらされて育ったたくましい蚕です。

家蚕のシルクに比べると、格段に高い抗菌作用に防臭効果も持ち合わせているのです。


たて糸・よこ糸とも同じ手引きの糸を用いて、手織りでストールに織ったものです。


これが、国産の家蚕を、真綿から手引きした糸で、地機で織られたものだと、本場結城紬にあたります。
日本の絹織物で、ユネスコの世界遺産に登録されてるものですネ。



その生成りのストールを、山桜の樹木で染めてみました。




和の色辞典で検索していただきますと、
水柿とか灰桜という色に染まってくれました

今の時期、桜の樹木は、春に咲かせる花びらの色を蓄えているのです。

その桜の枝から、色をいただきました。




桜がくれた色と
アヒンサシルクのお話を、読んでいただきまして、ありがとうございました😊