こんにちは!

イヤシロ整体師伊藤です。

 

スーパースティックでの摩擦刺激で、

手に伝わる感触についてもう少し書きたいと思います。

ただ、それがどうしてそうなるのかは私にもよくわかりません。

 

いわゆるツボ押し棒のようなもので擦っていても

手に何らかの感触がおこることはないのですが、

スーパースティックに関していえば、

独特な感触を実感することになります。

 

ただし患部をみながら摩っていても、これがよくわからない。

目をつぶるか、あるいはよその方を見てすりすりしていると違いが察知できる。

しかも指先の感覚を研ぎ澄ませて、その場所を触ってみても表層ではないようで、

どうやら深部筋のこわばり、トリガーポイントが存在するような部位に反応しているようです。

流れが悪い部位・・・「コリ」があるという点で筋肉のコリはどうして出現するのか?

と考えますと、

少々長くなりますが、

そもそも流動のメカニズムは原形質のゾル化(液状化)とゲル化(固体化)の相互作用によるものであって、それは筋肉の収縮と弛緩と同じ原理によっている。

筋肉の正常た状態は、ゾル化(液状化)した原形質が流動し、

次にゲル化(固体化)して流動性を失う。

その繰り返しによって、規則的でかつ全体的な流動性を確保して”運動”を維持している。

 

ここで、何らかの原因(軸のズレ、無理、過激な運動など)でゲル化したままであるならば、

次に行われるはずのゾル化がないのであるから、

その流動性は失われ、固体化のままということになる。

すなわち、それがコリの正体である。

 

しかし、このゲル状原形質は応力を与えることによって再びゾル化し、

元の動きを取り戻すことが知られている。

その応力とは圧力でも良いし、振動でも良い。

という意味で、

スーパースティック療法はとても理にかなった方法であり、

フリクションとスパニング、先端部分の圧刺激等は

ゲル化からゾル化を促す画期的手法といえる。

 

 

「整体師のイヤシロ日記」

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