日々是好日

日々是好日

糸井邦夫のブログページ・日々是好日です。

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美術館で好きな絵の前に立ち

なぜ好きかを考える。

自分なりの理由を!

そして

絵の作者の事を考える。

帰って少し調べてみる。

時代背景・生い立ちを見ると

その絵に新しい深みが見えてくる。

 

美術館で絵画は

内面的な深みを追求するものとして

その深みを見せていく使命がある。

絵画には使命があるのです。

自分なりに読み取ることも

大切な使命なのです。

 

 

「まねび」から「学び」。

そこから「自分になる」

これが私のオリジナルへの過程です。

 

自然からまねぶ。

宇宙をまねぶ。

人間をまねぶ。

 

あらゆる観察をして学びたい。

素描して自分をあぶり出す。

この積み重ねの上に

やっと出てくる気がする。

ここに

自分の納得するスタイルがある。

 

人生はクロッキー。

 

一本の線から生み出される形。

多くの失敗を重ねて

やっと少しの満足が生まれる。

 

線の反復に不思議さに魅了されて

描き続けたクロッキーから

お気に入りを選別するのも

また楽しみ。

 

① 短時間で対象を表現する。

② 1本の線で比例(プロポーション)を捉える。

③ 2本の線で量(ボリューム)を掴む。

④ 総体で動き(ムーブマン)を探す。

 

 

1-自分の仕事にあきるようであれば、進めている方向性がまちがっている。

2-作品が環境にとけ込んでしまったら、それは個性の喪失である。

3-自分および作品に輝きがなくなればアートする意義を失う。

4-芸術は時を刻むごとく努力と思考を繰り返す行為である。

5-欲を捨て素直になれば、芸術の本質を会得することができる。

6-生き抜く。

 

これは平成18年の春に山で遭難した宮本千詞先輩が残した言葉です。

亡くなったアトリエの壁に貼ってありペンで書かれていて、

最後の「生き抜く」だけが鉛筆で付け加えられていたそうです。

これが、絶筆となりました。

 

しかし、この言葉は僕にとってはどれをとってもそのとおりなのです。

僕もこれを守って素直に進んでいけば良いと思っています。