遅れ気味・・・う~む。
(5月末の「栽培日記」より)
畑作業は遅々として進まず、どんどんズレ込んでいる。まいったなあ。
稲や麦類、雑穀(ヒエ、イナキビ、タカキビ)の播種はようやく終えた。
けど、今借りてる畑は、腐食のほとんど無い粘土質で、でかい石もごろごろ出てくる。土中はねっとり、表面はすぐに乾いてバリバリ、コンクリートみたいになる。風もかなり吹きつける。
「砂漠の民」はこんな感じかなあ、なんて思いながら、ホウで畦を切り、穴をあけて種を播く。
(あんまり使いたくないけど)
マルチしないとこも作ったので、比較してみたい。
ここら辺の田植えは、もうとうに終わっている。
田植え機でほんの数分の作業を何時間もかけて手作業でやっている有り様。
地面に這いつくばって石を除き種をまく姿を大型トラクターに乗ってる農家の人が目にしたら、見下ろしてきっと笑うだろう。「遊びはお気楽だね」と思うかもしれない。
まぁ、「遊び」かもしれない。でも、彼らの考えるような「遊び」とはきっと違う。
化学化・機械化して化石エネルギーを浪費することによって成り立ってる今の農業が、「効率」を追及しているように見えて、実は(経済という観点を除くと)非常に非効率な方法であることを考えると(エネルギー収支では、投入した3割程度しか生産性がない、という説もある)、せめて自分の喰う分はできるだけ手で作りたい、と思う(だいだらぼっちの団員の力を借りてね)。
・・・とはいいつつ、播種しながら、「芽が出る気がしねえ」とぼやいてるのも事実。
せめて雑穀は、鶏のエサがまかなえる程度獲れるとといいのだけれど。
