1年があっという間に過ぎようとしています。

 

今年は,元日に発生した能登半島地震。今も多くの人が不満を抱えながら生活されています。速やかな復興を願っています。

被災した方々の気持ちは,平成30年の西日本豪雨災害で3m浸水し被災者となった私には,よくわかります。ただ,同じ場所で暮らしたいと思われている人が60%以上いるというニュースを見て,つらい気持ちになりました。

私自身,被災後,できる事であれば,他の場所に移りたい!と思ったからです。しかし,現実は同じ場所にいます。

最終的には,河川改修等がしっかり行われる(予定)で,2度と同じように被災することはないだろうという思いで,ここに残っています。逆に,どこにいても何が起こるかわからないという方があってるかもしれません。

広島県は日本で最も急傾斜等による危険な箇所が多い地域です。

対策は進められていますが,その多さからまだまだ危険な箇所は多くあります。

そんな中,三原市の空き家対策セミナーに伺ったときに驚いたことがありました。

危険区域(レッドゾーン)にある空き家を購入した人がいて,うまく活用されているというはなし。

驚いたので,行政として,レッドゾーンの空き家であっても買いたい人がいれば,購入してもらえばいいというのは問題があるのでは?と聞きました。NPOの方も行政マンも驚くような回答で,なんのためのロッドゾーンなのか?と少々心配になりました。

空き家対策は必要ですが,レッドゾーンの空き家は,この際,活用から除外する制度が必要だと思っています。

被災が,現在の職業に進む一因となった身としては捨てけない話なので,来年はこれについても動いてみたいと思います。

 

今年も多くのご要望・ご意見を頂きありがとうございました。70%程度の実現できましたが,引き続き,実現力を高めるため,頑張ってまいります。

来年もどうぞよろしくお願いいたします。