これまでの経緯の中で,行政の動きが遅いという話があったので,少し触れておきたいと思います。

(個人的な意見もかなりはいっています)

 

誰もが,起こった問題に関して,どんな場合でも一日も早く解決したいと思うのは同じであると思っています。

民間企業でいうと,クレームは早期対応が必須で,伸ばすとクレームがトラブルに発展すると言われて,営業現場とクレーム対応班での連携は重要です。問題の種類にもよりますが,これができないと,企業イメージの低下やひいては収益の低下につながります。

 

問題は行政の場合。

収益事業であろうがなかろうが,民間企業とはその存在意義が違うので,別物として考える必要がある。

行政の前提は,住民一人残らず幸せに暮らせる環境を提供する義務がある。が,現実はかなり厳しい。

行政は正義の上に成り立たなければならないが,十人十色の世の中で完全を目指しても達成は難しい。しかし,目指さなければならない。

 

この目指すというのが大きな足かせになっていると思われる。慎重にならざるをえない。

 

特に,法律は完全でない。だから不可解な判決も起こる。しかし,法治国家なので,判決に従うことになる。

今までの繰り返しになるが,県が控訴したのは法に則って許可をしたと言っているので,控訴をするなというのは自由であるが,お互い自信があるはずなので,裁判で決着するしかない・・・と思っている。(時間がかかる)

 

水の検査については,

これだけ大きな問題になっているので,担当者が決めれるものではなく,どこまでかわからないが,内部で議論をするのは当然で,それこそ法に照らし合わせて,何をどこまでするかが決定され,段取りをが進められているものと考えられる。

たとえば,不用意に結果を発表し,これを営業妨害ととられたらどうなる?告訴もある?かもしれません。

当然慎重になる(時間がかかる)

 

つまり,住民と行政との感覚の差というか,立場の違いが混乱を助長していっているように感じる。(これは,現在の制度設計上話し合いが平行線のまま進む原因の一つと思う)

 

平行線ではあるが・・・この対応・対策時間をどれだけ圧縮できるかが行政としての課題とおもわれる。

議員としてできるのは,この時間圧縮を促す為に各所にお願いすること。お願いの仕方も,しっかりと事実確認を行った上で,そして,何をどうするべきかを考えた上でなければ,単なる伝書鳩と同じになってしまう。

 

世の中は多面。

行政が全てを公開すれば,かならず混乱する。線引も難しい。だから,表に出る情報は限られ,これが不信感にもつながる。

誠に残念な話。

 

不完全な世の中において,唯一の解決方法はコミュニケーションだと感じています。説明と話し合い。

この場は,糾弾する場でなく,(言葉は悪いかもしれませんが)落とし所をみつける場として。

100%を目指すと,結局解決には届かない気がします。

これが出来なければ,平行線のまま。

 

引き続き,これも求めていきます。