インターセプトしているハウスについて考えたことなどを。
私のネイタルチャート。
1ハウスと2ハウスのカスプが獅子。
7ハウスと8ハウスのカスプが水瓶。
となりますが、
上記のように、1つのサインが2つのカスプを兼ねている場合、同時に「どこのハウスカスプも担当しないサイン」というのが出てきます。
※ハウスシステムによりけりです。
私の場合、プラシーダスハウスシステムだと、
6ハウスカスプは「射手」で、7ハウスカスプが「水瓶」なので、6ハウスの中に丸々「山羊」サインが入るチャートになります。
こういった場合、6ハウスは「インターセプトしている」状態になるんですが、必ず対向のハウス(この場合は12ハウス)もインターセプトしている状態になります。
私の12ハウスカスプは「双子」で、丸々「蟹」が入っていて、1ハウスカスプは「獅子」になります。
インターセプトしているハウスについては、実感しにくい分、苦手意識に繋がったりすることがあると言われています。
これについては正直よくわからないです。
私自身が「6ハウス」的なことや「12ハウス」的なことが苦手かどうかと言われたら、そうでもないかなと。
そもそも他のハウスシステムで見た時は、インターセプトとならないケースもありますし。
私の場合、6ハウスに「水星」「金星」、12ハウスに「月」「土星」と個人天体を含む「自覚しやすい天体」が在室している分、意識も向きやすいというのはあると思います。
ただ、在室天体がなくても、ハウスカスプのルーラーを追えば、他の在室天体がないハウスと同様に考えられる気もしますが…。
インターセプトしているハウス事について、苦手感を持ちやすいかどうかはさておき、ひとつ言えるのは「そのハウスの表す事柄について取り組む機会」が増える分、そこを頑張る時間が多くなるというのは確かにあると思います。
というのは、インターセプトしているハウスの占める割合は他のハウスよりも大きくなることが多いからです。
丸々、ひとつのサインが入り込むわけなので、最低でも30度以上となり、ホロスコープを12分割した時に、そのハウスの割合が高くなるということです。
なので、インターセプトしているハウスをプログレスやトランジットの天体が運行する期間というのは他のそうでないハウスと比較すると長くなり、その分、その「ハウス事」が意識されたり取り組む期間というのは必然的に長くなります。
特にプログレスの天体やトランジットでも土星以遠の天体であれば、一旦そのハウスに入ると長期間影響を及ぼします。
そういう意味では、インターセプトしているハウスというのは、がんばりがいがあるともいえますし、取り組んだ分だけ結果につながるという可能性が高く、人生経験をある程度積んだ頃に花開くハウスとも言えるかも知れません。
私の場合では、6ー12ハウスでのインターセプトで、ハウスの影響力としてはあまり強くない場所なので、そこまで苦手感がない可能性もありますが、やっぱり天体が集まっている分、6ハウスと12ハウスの事柄について人生の中で占める割合は大きいと感じています。
また、ハウスそのものではなく、丸々ハウスの中に入り込んでしまう「サイン」についての性質が出にくいと考えるのであれば、ありかもしれません。
チャートをよむとき、インターセプトを重視しているかといえば、私の場合はしていません。
先にも書いたように、選択するハウスシステムによって曖昧になる部分だからです。
でも、実際にお話を伺う中で、ご相談者がインターセプトしているハウスに苦手意識を持っていたり、どうにかしたいと考えているのであれば、もちろんそこについてじっくり見ていくと思います。