買掛金、未払金、未払費用の違いはどこにある? | 名古屋の若手税理士★伊藤誠悟税理士事務所のブログ

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名古屋の伊藤誠悟税理士事務所です音譜

今回は、買掛金、未払金、未払費用の違いはどこにある?

というお話をしたいと思いますベル







負債を表す勘定科目には、買掛金、未払金、未払費用があります。

それぞれの違いを説明できますか? 

各勘定科目はその内容によって使用方法が決まっています。



営業取引上か否か?


買掛金は会社の営業取引上発生した債務を処理する科目。

簡単にいうと、会社の主たる商品や材料を掛取引で仕入れた場合に使用します。
一般的には買掛金の相手勘定は、仕入や外注費などの売上原価項目になります。
未払金は会社の営業取引以外の取引で発生した債務を処理する科目。

つまり、買掛金以外の債務を処理する科目です。

具体的には会社の賃料や消耗品等の経費を掛取引で購入した場合に使用します。
一般的には未払金の相手科目は販売管理費などの科目になります。
未払費用は一定の契約に従い、継続して役務の提供を受ける場合、

既に提供された役務に対して未だその対価の支払いが終わらないものを指します。

決算のときなどに使用する経過勘定といわれるものです。




債務が確定しているかどうか? 


未払金と未払費用は似ているため、混同しがちです。

大きく異なるのは債務が確定しているかどうかです。
例えば、3月31日決算の会社があったとします。

その会社の給与の締め日は25日で実際の支給日は翌月の4月10日だとします。

この場合の3月分給与(3/25までの分)の支給は4月10日ですが、

債務が確定していますので、決算上では未払金になります。


一方、3月26日から31日の間も従業員は働いており、役務の提供は受けています。

この間の労働に対する債務の確定日は、次の給与の締め日=4月25日になります。

よって決算では債務が確定していないので、この間の給与は未払費用になります。
詳しいことは会計事務所におたずねください。







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