同じ事象でも報告内容は千差万別。そんなときは「最も面積が大きい報告」を参考にしよう | 名古屋の若手税理士★伊藤誠悟税理士事務所のブログ

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こんにちはニコニコ



名古屋の伊藤誠悟税理事務所です音譜


今回は、 「最も面積が大きい報告」を参考にしよう

というお話をしたいと思います。










例えば、昨日開催した自社セミナーについての報告を3人の社員に聞いたとします。


Aさん:「トラブル続きで大変でした。空調が入らず、プロジェクターが動かず、途中で音響が一旦止まってしまいました。機材の操作が複雑なのに、周囲にわかる人がいなく、もうパニック状態でした」

Bさん:「いいセミナーでしたよ。大成功です。大感動です。Aさんは私から見ると張り切っていたように感じました。それより、セミナーの講師のお話が感動もので、多くの参加者が涙を流していましたよ」


Cさん:「おおむね予定通り滞りなく完了しました。参加者数は昨年の1.5倍。参加者のアンケートに目を通した限りでは、大半の方は満足してくれたようです。感動的な場面も一部ありました。機材トラブルが多少ありましたが、進行を妨げるほどではなかったです」


さて、この3人のうち、誰の報告を信じればいいのでしょう?




自分の関心ごとだけの報告では全体像がゆがんで伝わる


答えはCさんです。なぜだと思いますか?

それは、Cさんがいちばんセミナー全体のイメージを伝えているからです。

つまり「最も面積が大きい報告」なのです。


一方、AさんとBさんはともに自分の関心があるところを強調して報告しています。

これでは相手に全体像をゆがんで伝えている可能性があるのです。

Aさんは几帳面なタイプ。

それだけに小さなミスが気になり、それを最初に話しています。

全体ではうまくいったセミナーでも、自分の反省点を強調してしまうのです。


Bさんは、自分がいちばん印象に残ったことから話しています。

これでは小さなミスや反省点が埋もれてしまいます。


それに対してCさんは「セミナーが無事進行した」という、

もっとも俯瞰的な内容を最初に話しています。

そして、それ以外の「感動的な場面」「機材トラブル」を話す優先順位を下げています。


上司への報告スタイルは、人柄があらわれます。

事実を正確に把握したいならば、最も俯瞰的にとらえた=面積が大きい報告を参考にしましょう。

そして、誤解をされない正しい報告の仕方を、いま一度社内で指導・徹底してみることをおすすめします。








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