山から海、関東にはない急流です先月、富山に行った時に案内していただいたのが常願寺川。 立山カルデラ砂防博物館の飯田学芸課長さんに教えていただきました。 ありがとうございました 大雨の時は、この河川敷も水が来て、橋すれすれまで水位が上がることもあるそう。 しかも雪解け水も含まれる水温なので、暖かく湿った空気が冷やされて川霧が発生。 石がごろごろ転がる音と急流の音、さらに濁流の上には霧… 「気象解説をする伊藤さんには一度見てもらいたい」 と説明していただきましたが、 できればそんな大雨になりませんように。今日も心配でした。 写真左側が川で、右側は堤防の外。 堤防の外側下りる階段があります。コチラの石は… かつての土石流で、堤防の外まで流された巨石 巨石さがわからない。 こんなに大きいいろいろなものをなぎ倒して転がってきたと推察されます。 土手から見た山々。「鍬崎山に雲がかかると雨が降る」ということわざがあるそうです。 肉眼ではうっすら雪山も見えました。 草が生い茂る中、腰掛けるのにちょうどよさそうな上部が平らな石が数個(ホントは大きい)。 これはこのようなものの上部が見えてる状態。 何かというと「水制(すいせい)」 水の流れる方向を変えたり、水の勢いを弱くして、堤防などを守るための知恵だそう。 このあたりは常願寺川の扇状地の「扇の要」部分。 床固といって川底がえぐられないように固くしてあるそうです。 埼玉の平地で育った私には 約2600mの山からあっという間に湾に注ぐ川のすばらしさや恐ろしさは計り知れません。 関東平野で海から2600mといったらどれだけドライブしなきゃならないでしょう 昔の堤防の名残 ここにも水制見つけた。 だんだん山が近くなってきた 石が丸い。急流を物語ってます。 天気よければもっと水色がキレイだっただろうな。 ココは撮り鉄スポットだそう。 地鉄…1時間に1本だそうで、気配がありませんでした。 翌日、スーパーの近くで撮った写真。 車を停めた橋も勾配があって、歩くと水平感覚が保てませんでした きょうの富山県は午前中に結構降ったけど川は大丈夫だったかな 午前中、支流の水かさが増したようです。 富山県西部では土砂災害の危険が高まった地域もありました。 この時間は東北や北海道でも激しい雷雨になっています。 各地とも雨の降り方、気を付けて下さい