車の燃費と住まいの燃費 | 一級建築士事務所 伊東工務店(株)西東京市リフォーム 外断熱低燃費注文住宅 二世帯長持ち住宅
2014-09-18 17:14:34

車の燃費と住まいの燃費

テーマ:ブログ


エネルギーパスの普及しているヨーロッパでは、「うちは○○kW時/m2だよ!」とすぐに答えが返ってきますが、残念ながら今の日本ではこの質問にはっきりと答えられる方はいらっしゃいません。
EU全土では2008年より、エネルギーパスの表示が義務化されました。光熱費や水道代だけではわからない、その家の「燃費」を定量的に示すことにより、性能の高低を一目瞭然でお客様に伝えることができます。
「電気代は月に1万円、ガス代は・・・」と実際の光熱費をこたえられる方はいらっしゃいますが、これは燃費性能ではなく、実際に支払ったエネルギー価格。車でいうと月のガソリン代を答えているようなものであり、○○km/Lという「燃費性能」とはちょっと違います。ガソリン代は走り方や運転する環境やガソリン価格によって大きく変動するものです。極端な例では、同じガソリン代が月5,000円でも、一ヶ月に200km走っている場合と、800km走っているのかで燃費は何倍も違います。ガソリン代だけを聞いても、車自体の燃費性能を把握することはできません。同じ理由で月々の光熱費を聞いても家の燃費を正確に知る事は出来ません。住人が暑さ寒さを我慢するほど、省エネ性能の高い家という事になってしまいます。我慢しなくても省エネ性能の高い家こそが、本物の低燃費住宅です。
自動車のほかにも家電でも年間の消費電力が明示されていますが、24時間つけっぱなしである冷蔵庫などは、10年前と比べて消費電力が半分以下になっていることが分かります。新規に購入する場合や、買い替えの際には、この表示されている年間消費電力は大きな判断基準となっています。このように、自動車や電化製品では必ず表示されている「燃費性能」が、一生で最も大きな買い物のはずの住宅に無いことは、今思えば非常におかしいことだったのではないでしょうか。

2011年7月に、日本でも「家の燃費」を表示する為に、日本エネルギーパス協会が発足し、日本版エネルギーパスの発行が始まりましたので、今後は「家の燃費」が日本においても明確になっていくことでしょう。

ほんの一例をご紹介すると、100m2の戸建住宅があり、エネルギーパスに40kWh/m2と表示があった場合、この家は全室において一定範囲の室温(※2)で24時間、365日の一年間を過ごすと4000kWhのエネルギーが必要な家である事が分かります。この家に最近のエアコンを取り付けた場合、一年間の冷暖房費はたったの37,500円(※3)、小さな部屋用のエアコン一つで、家全部が快適な空間に出来ると言うことを意味しています。


上記は日本エネルギーパス協会のHPからの抜粋です。書いてある通りですが、現在の日本では住宅の燃費ということについて意識する事はほとんど無いと思います。しかし日本でも低炭素な環境政策を国が打ち出している以上今後は不可欠な事と思わせて頂きます。また、空家問題という事も浮上してきております。日本における住宅の需要と供給のバランスや、生活スタイルの変化等、今後日本の住宅のあり方というものが大きく変わっていくと考えさせて頂いております。伊東工務店は今後「低燃費住宅」によって、数世代に渡り住まう人が建物の価値に守られていく住まい造りを探求して参ります。

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