先程、休薬期間中の母親へ恐る恐る電話をかけてみました。

電話越しの母親の声は、元気そのものだったので安心しましたが話している内に何と!!中途半端に残っていた2日分のTS-1を、服用していたことが判明しました・・・・それも自らの確固とした意思で・・・・。

元々、副作用の酷い便秘がおさまった頃から、電話をすると必ず口癖のように「TS-1が効いている内は頑張ってドンドン飲まないと!!」と言っており、その度に、「前回も、前々回もお産よりも苦しかった、辛かったって涙ながらに言ってたでしょう?おまけに酷い便秘の時は食欲不振も相まって体重も減っていたでしょう?いくら薬が効いても、体力が消耗しては、この夏を乗り越えられないよ^^;」と言って二週間服用、二週間休薬を勧めて母親を納得させたと思っていたのですが・・・・のど元過ぎれば何とやらで・・・・。。

私:「フン詰まり(笑)しても本当に知らないからね!」

母親:「一応、先生からは飲みたければどうぞとの許可はとっていたんだよ^^」

私:「余っているからといってTS-1を飲むのならば、それと同時に余っているイレッサも飲んでみれば良かったんだよ。都会では、イレッサとTS-1の同時服用という治療もあるんだからさ^^」

母親:「・・・・・・・・・・・・」

私:「TS-1が酷い便秘の副作用。4thイレッサが下痢の副作用。同時に飲むと副作用同士が相殺されて便通には丁度良いかもよ~」

母親:「あんたは、恐ろしいコトを言うね・・・本当に!」

と言って今夜の定時連絡は終了となりました(笑)


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この話は、母親が4thイレッサを止めてTS-1を服用する時に主治医から言われた話です。

母親:「先生、もう一度、イレッサ(通算で5回目となる)を飲むことはあるんですか?」

主治医:「そうですね・・・・今回の4thイレッサは、結果的に10カ月は服用出来ましたが1stイレッサの時の様な劇的な効果はありませんでしたよね。つまりは、効果も薄れてきているということなのでイレッサは今回が最後だと考えてください・・・・。」

母親:「そうなんですか・・・・」

主治医:「只、もし、5回目のイレッサを服用することになるとしたら、再度、気管支鏡検査をしてイレッサに適合するかどうかの遺伝子検査が必要になると思います。

母親:「う~~~~ん・・・・・・」


このことは、分かりやすく簡単に言えば、イレッサを通算で4回、タルセバを1回、あとは、点滴タイプの抗がん剤を幾種類も6年に亘って間断なく行った結果、母親の身体の中の細胞レベルが(勿論、がん細胞も)治療スタート時とは全く異なってしまったということなんでしょうね。。

只、このことは別の意味では来月末で闘病生活を始めて丸6年になる母親が、この6年間を必死に頑張ってきた、生き抜いてきた「素晴らしい証左」でもあるので、私は、そんな母親を誇りに思います^^


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本日は、母親の二週間に一度の通院日でした(月初なのでランマークの注射日でもあります)。

検査結果は、、画像診断変化なし。そして、CEAを含む血液検査はと云えば、、これまた、前回よりも良いものでした。

因みに今回のCEAは、前回比マイナス55の「660.4」。CEA値が600台を記録するのは今年の一月以来、約半年ぶりとなります。

又、先々月の5月8日にCEA値が1200をつけた時に比べて、この二か月でCEA値は約半減の値となりました。

まさかまさか、TS-1単独で、暴走気味であったCEAを半減させるとは夢想だにしていませんでしたが、母親自身は、「TS-1は効く」と私や親父よりも心密かに思っていたそうです^^;

そして、今回の休薬期間は一週間ではなくて親父の強い希望もあり「二週間」となりました。そういう訳で暫くは、二週間服用の二週間休薬という形でTS-1を服用することに。。

でも、、、二週間服用の二週間休薬ということは、一週間服用→一週間休薬→一週間服用→一週間休薬と結果的には「服用量」は同じですよね・・・もっと云えば、、一ヶ月の内、約半分の期間で服用ということだから、所謂、「TS-1の隔日服用」と同じ量を服用すると言えないことも無い。。

この三つの服用方法の内、一体、どれが一番、副作用が少なくて、尚且つ効果があるんでしょうかね。。。

・・・・とまぁ、、、神様以外、知る由もないことを考えたりしました^^;

そして、新薬のジオトリフ(アファチニブ)について、母親が主治医に尋ねたところ、「副作用に苦しんでいる人が現時点では多い」と言われ、又、「兎に角、TS-1が効いているんだから、この薬と上手く付き合って、少しでも長く服用するようにしましょうね!」と励まされ、本日の診察は無事に終わりました。


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前回ブログから又、日にちが空いてしまい申し訳ありません。。

さて、この間の様子を簡単にお知らせしますと、、

仕切り直しの4月1日~28日までのTS-1、1クールを終え休薬期間の二週間を間に挟み、5月13日から、2クール目として再び4週間連続の投薬開始となりました。

因みに、休薬期間中の5月8日のCEA検査では、CEA値が10日前よりも300overの「1200」をつけ、このまま「暴走」するのかな・・・と思いましたが、同月27日の検査では、15日間の服用の効果なのか、CEA値は、100下がり「1100」でした。

この結果を受け、TS-1はこのまま続行となりましたが・・・・。

6月1日前後から副作用の強烈な「便秘」に悩まされ(普段は、マグラックスやヨーグルト等で完全コントロール)、母親曰く・・・・お産よりもキツイ便秘だそうです。。

そのため、毎月、母親の負担を少しでも減らそうとの思いからバスや電車を乗り継いでお手伝いに来て下さっている母方の叔母(母親の妹)が摘便をして、漸く、便秘の症状は落ち着くものの、この副作用の為に、体力の消耗→食欲減退→体重減少という負のスパイラルに母親は落ち込みました。

それでも6月の5日まではTS-1を頑張って朝晩服用していたのですが、強烈な便秘に苦しむ母親を見かねた親父が必死に説得して、2クール目のTS-1は24日連続の服用で終了となりました。

でも、薬の副作用は恐ろしいもので、休薬したからといって強烈な便秘が直ぐに収まるものでもなく、依然としてCEAは高いままなので、もしかしたら腸にガンが転移したから強烈な便秘になったのではと密かに思ったり、電話をすれば、母親が「もう、、、きついよ・・・・」と泣くことも多く、、今迄に無い症状や母親の精神状況に心が痛かったです。。

実は、今年の3月、TS-1を服用する前の全身の精密検査(PET等)の結果、主治医から、10分以上歩くことは骨盤に負担をかけるので控えるように母親は言われました。

理由は、骨盤にあるガンの転移箇所が脆くなっているからとのこと。

まぁ、2年前、痛みが来る前に当該箇所に放射線をあてたからなのか、それとは関係なく、所謂加齢の骨粗鬆症のせいなのか、詳しいところは神様にしか分からないと思いますが主治医から10分以上の歩行禁止を言われてからは、本当に必要以上に用心し、その結果、、加速度的に足腰は弱り外出時には車椅子を使用しています・・・・。

もし、今、季節外れのインフルエンザや風邪に罹って1週間寝たきりになったら、もう歩けなくなるのではないのかなと思うくらいのレベルです・・・・・。

そして、こういう感じの体力、精神状況で6月10日の通院日を迎えました。

前回の休薬中のCEAは10日余りで300近く上昇したし、今度は4週連続に4日足りない24日の服用だったしと、、、考えることは悪い事ばかりでしたが、、、10日のCEAは、前回から2週間しか経っていないにもかかわらず、なんと、約200近くも下がって「915」という値でした。

主治医には、酷い便秘のことは説明したものの、取りあえずはTS-1が効いているのは間違いないので、二週間後の24日までTS-1はこのまま休薬を続け、再び服用するかどうかは、その時に決めましょうと言われ、この日の通院日は無事に終了となりました。

しかし、強烈な便秘はその後も母親を苦しめ続け、漸く、先週末位から、その苦しみから解放された模様です。。

そして、TS-1を続けて服用するかどうかを決める24日の通院日のCEAの結果なんですが、、、なんとなんと!、TS-1を20日以上服用していないにも関わらず、CEAは前回に引き続き200も下がって、「715」になっておりました。

食欲の方も、有難いことに便秘の解消と共に戻り、又、一時は45kgを割るかと、家族全員を案じさせた体重も昨日の時点で48kg弱まで戻してきました。

今回で3クール目となるTS-1の服用期間については私も親父も4週連続服用は、いくら効いているとはいえ、身体に負担をかけすぎるので、2週連続服用の休薬期間1~2週間でトライしてみてはどうかと説得したこともあり、現時点では、その方向で落ち着く見込みです^^;

それにしてもTS-1の副作用の食欲不振は覚悟していましたが、強烈な便秘は全くの予想外で本当に焦りました。。このまま、「変則的な」TS-1服用で効果が持続することを只々、祈るばかりです。


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本日、28日は、仕切り直しでTS-1を服用しだしてから丁度、4週間目となる日であり、CEAの検査日でもあります。

母親は、今回、初めてのTS-1でしたが、仕切り直しの1日目~21日目までは、微熱は時々生じるものの、それほど酷い副作用はありませんでした。

しかしながら、ラストの4週間目は、腹痛やら食欲不振やらに悩まされた所為か私との電話でも愚痴、弱気の発言が多かったです・・・・。

そして、本日のCEAの検査結果は、「現状維持」というものでした^^

現状維持と言っても、、先月のCEAは1000近くだったので、高値安定と言いますか・・・・まぁ、主治医も同様のことを仰ったそうですが、TS-1が効いていないのならば、母親の過去のCEA値の推移からして、今回のCEAは前回値と比べて何百も値が上昇しているはずだと。。

依然、CEA値は高いままではあるけれども、現状維持ということは、それなりに効いている証左であり、又、このTS-1は徐々に効果を発揮してくる薬なので、これから2週間は休薬して、又、頑張って服用しましょうとの励ましを受け、、母親は明日、40日ぶりにお陰様で家に戻ります^^



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約5カ月ぶりのブログとなってしまいました。

この間、個人的に忙しかったこともあるのですが、今日こそはブログを書こう!と思っていた時に、よく読ませて頂いていた闘病ブロガーの方が亡くなられたり、状態が急激に悪くなられたり、或いは、私の母親自身の調子が余りよくなかったり等々が重なり、ブログを更新する気力、又、メッセージのご返信、お悔やみのコメントをする気力が起こらず・・・本当に申し訳ありませんでした。

そして、母親は結局、4thイレッサ(毎日服用)を今年の3月19日までほぼ「10か月」服用いたしました。

1stイレッサの時のような劇的な効果はありませんでしたが、病気の性質上、入院しなければいけないところを入院することもなく家族と10カ月も一緒に過ごすことが出来たのは正しくイレッサの賜物であったと私は感謝しております。

しかしながら、4thイレッサの副作用には悩まされました。

個人的には、過去3回のイレッサの副作用とは異なり、タルセバの時の様な頭皮の湿疹、突然の悪寒、食欲不振(体重は、51~2kg→46~7kgまで減少)、頻繁な下痢が母親を襲い、精神的、肉体的には、「色々と」きつかったのではと思います・・・。

CEA(腫瘍マーカー)に関しては、結局、500を目途に次の治療に移りましょう!が、画像診断やら母親の普段の様子(咳や痛みが生じているかどうか)やらを総合的に勘案して、その目途が、いつの間にかに600になり、700になり、最終的には、病気発覚の時におこなったPETを今一度、お願いしますとなり、その結果、CEAが1000近くになるまで4thイレッサを服用いたしました^^;

又、CEA上昇の原因については、脳への転移、他の内臓への転移が見当たらないとのことで、結局は、今ある骨転移の増悪の可能性が強いとのこと。


以上の様な結果から4thイレッサは3月19日まで本当にギリギリのギリギリまで服用して終了となり翌日からは、入院してTS-1(25mg)を朝晩、それぞれ、2錠づつ服用することになりましたが・・・・服用開始後2日目にして酷い食欲不振が起こり、3日目からは風邪の症状が起こり嗄声となり、熱も37度8分近くまで生じと、TS-1は6日目の朝で服用は一時、取りやめとなりました。

それからは、一週間近く抗生剤の点滴やらをして体力の回復に努めましたが、母親は、「今回、入院したら、家にはもう戻れないような気が最初からしていた・・・」だの弱気を言う様になるし、私も励ます一方で、1週間ちょっともTS-1が服用出来ないならば先行きはかなり怪しいよなと思ったり・・・なんとも長く感じた1週間でした。

そして、再び、祈る様な気持ち!で今月1日から仕切り直しでTS-1(25mg)を朝晩2錠づつ服用し、今度は、有難いことに昨日まで18日連続で何とか無事に酷い副作用もなく服用しております(37度前後の微熱はあるみたいです)。


主治医からは一応、4週間連続服用→2週間の休薬を目標にしましょうねと言われているとのこと。

血液検査は服用2週間目の今月14日に行われましたが肝機能、腎機能の数値とも立派で、CEAについては、今月末の予定だそうです。

それにしても、TS-1・・・効いているんですかね・・・・母親と同病の肺がんの「腺がん」で尚且つ「ステージⅣ以上」、幾種類もの抗がん剤を行ってTS-1を単剤でなされた方で効いている方(効いた方)は、余りネット上でも御見掛けしたことがないので、家族の立場としては、TS-1スタート時のCEAが1000超えていたこともあり気が気ではないのですが、主治医の「効いていないのならば既に、4thイレッサを止めて1か月近くも無治療ということになり痛みや咳が出ているはず。それがないということは、多少なりとも、効果があるのでは・・・」との言葉を今は信じて祈るだけです・・・・。

今回、母親は10か月ぶりに入院したことになるのですが、去年母親に対して膝かっくんをしかけたBさん、編み物が上手で母親に帽子を編みましょうかと言って下さったMさん等々、この間、相次いで鬼籍に入られたガン友さんが多いことに、改めて驚くと同時に、この病気が併せ持つ「厳しさ」を感じざるを得ません・・・。

ガン友さん達の御冥福を心よりお祈り致します。


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毎回、ブログ冒頭の決まり文句になっていますが随分と久しぶりのブログとなってしまい大変、申し訳ありません^^;

いつの間にか、、ペタがあった場所に、「いいね!」が鎮座(笑)しており、これって使い方はどうなんでしょうね。。

お付き合いがあるブログの闘病中の方(ご家族)の症状が安定、良くなっているのであれば迷うことなく「いいね!」を押すんでしょうが、逆に悪化している時なんか、今迄の「ペタ」みたいに反射的に押さないように充分、気をつけなければいけないなと思いました。

さて、前回ブログ以降の母親の様子をお知らせ致します。


11月7日。

この日は月一度のランマーク注射の日です。今回で通算11回目の注射となりました。そして、血液検査の結果、CEAの値は、「436」で前回比46の上昇・・・。

満を持して臨んだ(イレッサとイレッサの間を抗がん剤を使って間隔を空けての)4thイレッサと過去3回のイレッサとの一番の違いは「副作用の出方」なのかなと最近は特に思います。

確かに、ブログにも書いているように「疼痛等の痛み」「息苦しさ等の苦しみ」はないんですよ。

でも、副作用の皮膚湿疹(4thイレッサの湿疹は手足の指先ではなくて髪の毛が生え揃った母親の頭皮に出現しているのが母親的には大変、苦痛みたいです)と下痢に秋以降、悩まされています。。

あと、今迄の過去3回のイレッサ時は副作用が強く出ている場合、CEA値は下がる、若しくは安定傾向にあったのですが、4thイレッサには、そのパターンが当て嵌まらなく、母親の心も、折れかかっているように見受けられます・・・・。


11月20日。

母親には、安心させるためにも「副作用が強く出ている内は、イレッサは未だ大丈夫!」とか言って励ましてはいますが、CEAの上昇具合からして厳しい結果が出なければ良いのになと祈るばかりの心境です。

そして、この日のCEAは前回から二週間ちょっとしか経っていないこともあるのでしょうが「445.2」で、前回比9の上昇でした。

4thイレッサは過去3回のイレッサとは違い副作用の出方が違うように思いますし、CEA値も又、副作用が強く出ている時は下落、或いは安定するといった過去の「黄金」パターンには、当て嵌まっておりません。

つまりは、此方の予想外のコトを起こしてくれています。

しかしながら、嬉しい誤算も一方ではあります。

例えば、CEAは、一旦、数十単位でその値が上昇に転じると、ドンドン加速度的に暴れるように上がっていくといった過去3回の恐ろしいパターン^^;に、現状では有難いことに当て嵌まっていません・・・。

本当にこのイレッサは「奥の深い」薬だなと、ある意味、感心させられています。

さて、この日、母親は担当医師に私が先日、教えたことを聞いたみたいです。その内容は、、、

母親:先生、息子から最近、イレッサみたいに飲む薬の新薬が承認されたと聞いたんですが、あれは私は飲めるんですか?

担当医師:残念ながら、その薬は、〇〇さんには該当しません・・・。〇〇さんに該当するのは4~5月頃に出る新薬の方ですね^^。だから、それまで4thイレッサで何とか、頑張りましょうね!


以上がその内容なんですが、、先ごろ、承認されたばかりの「アファチニブ」は駄目なの?えっ、どうして?と思い、もしかしたら、「ぬらり」さんが亡くなる少し前に書かれていたアファチニブよりも良い薬でイレッサやタルセバの耐性があっても大丈夫な薬(がん患者のあきらめない診察室というサイトに書かれていた「
Icotinib(イコチニブ)」のことだったのかは今となっては不明です)が愈々登場するのかなとワクワクしたり・・・・う~~~~ん、、、結局のところ、母親が担当医師と、この話をしているところに私が一緒にいた訳ではないので正確なところは不明なんですが、「tamy」さんも以前、アファチニブを治験の段階で服用して2ヶ月かその位で、副作用が強くて止められていたとの記憶もあるので、やっぱり母親も「アファチニブ」は駄目なのかなと思ったり、、まぁ、来春には、この「問答」の答えは出るかと思います^^;


そして、ガン患者やそのご家族の為にリレー・フォー・ライフの活動を熱心になされ、「戦略事業部の挑戦 肺がんとの壮絶な戦い」というブログを書かれ色んな役立つ情報を最後の最後まで発信なされていた「しゅう」さんが、既にご存じのように11月5日にお亡くなりになられました。

本当に今まで有難う御座いました。そして、本当にお疲れ様でした。心からご冥福をお祈り致します。




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大変、ご無沙汰を致して申し訳ありません^^;

書こう書こうと思っている内に前回のブログから40日以上がいつの間にかに経過していました。。

さて、その間の母親の様子はと言うと、食欲がちょっと細くなっているのかなと思う以外は、至って「元気」という表現があっているのではと思います。

食欲の方も、外食で焼肉やら中華を食べに行ったりすると、親父がビックリする位食べるとのことなので、案外、気分的なものなのかもしれません^^;

それでは、検査結果を簡単に書いていきます。

9月5日。

通算で9回目となるランマーク注射。

CEAは前回(8月22日)よりも「4」上昇の「342」。

母親の場合、今迄のケースから鑑みて、この結果は誤差の範囲ということで、引き続き4thイレッサは続行となりました。

9月19日。

CEAは、二週間前の値よりも「23」上昇となっていました・・・・。

う~ん、、3rdイレッサから1年以上、間を空けて満を持しての4thイレッサなのに、服用開始後4ヶ月で、もう耐性の兆候が出てきているのかと考えると・・・・。

そして、本日10月10日。

今日は血液検査以外に脳のMRI、骨シンチ、CT撮影、通算で10回目となるランマーク注射がありました。

実は、最近、左足も心なしか痺れるような痺れていないような変な感触があると言っていたので(右足は、以前ブログでも書いていたように現在でも脹脛部分に若干の浮腫みアリの状態で、日々のマッサージが欠かせません)、もしかしたら、脳に転移しているのかもと内心、心配していました。。

しかし、本日の脳のMRI検査では、お陰様で、脳に転移していることは確認されず(病気発覚から今まで、脳には、転移箇所は一切ありません)又、骨シンチでは、頭蓋骨部分にあった骨転移部分も消えていたそうです^^

あと、リンパにあった転移部分も消えているような、いないような状態にまでなっているとのことでした。

只、残念ながらCEAは前回(3週間前)から引き続き上昇傾向で、今回は「15」上昇の「380」。それでも、今回の画像診断等を合わせた総合的な観点から4thイレッサは来月上旬の診察日まで続行となりました。

あっ、結局、左足部分の痺れ云々は、脳へ転移もしていないので、今迄の抗がん剤(タキサン系)の後遺症とのこと。。

欲を言えばきりがないというのは百も承知ですが、満を持しての4thイレッサ・・・やはり1stイレッサの時のように、CEAを70前後まで下げてくれるパワーは残念ながらありそうになく、過去のパターンからは、これから母親のCEAは上がることはあっても下がることはないんだろうなと予想しています。

まぁ、4thイレッサを来月中旬まで予定通り服用したとして「半年」ですか、、病気が病気だから、痛みも苦しみも無く、病院ではなくて自宅で半年近くも家族と穏やかに過ごせているという「事実」に先ずは、家族全員、感謝をしないと罰が当たりますかね^^;




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5年前の2008年8月29日に母親が当時の主治医から治療しないのであれば余命は2~3ヶ月。仮に治療をしたとしても半年前後でしょうと突然の余命宣告をされてから、本日で丸5年を迎えることが出来ました。

振り返ってみて、このまま母親が「ガンにもって行かれてしまう」と強烈に思ったことが今までの治療で2回あります。

一度目は、所謂、右も左も分からない状態の中で突然のように始まった1stラインの抗がん剤の時です。今、現在は1stラインの段階から遺伝子検査でOKが出た人がいきなり、イレッサを飲むことも普通にはなってきていますが、当時は、先ず、点滴タイプの抗がん剤から始めましょうというのがスタンダードでした。

しかしながら、この一発目の抗がん剤が運悪く、全く母親に効をなさず、副作用ばかりが残り、あっという間に身体は弱り、CEAが1780まで上昇した時は本当に怖かったですね・・・・。

そして、当時は、母親の後姿を見る度に、この身体の中に今、「うようよと癌細胞が巣食っているのか」と思い、何ともいえない暗澹たる気持ちになったことも、恐らく、私が生きている限り忘れることは出来ないでしょうね。。

次に、二度目は、2012年1月からの放射線治療と抗がん剤治療の併用の時です。

この時は、放射線治療の副作用による、食道炎から、一番酷い時には水を含んだだけで吐き気を催すという、、、食事をするのも難しい状況に陥り、あっという間に体重は激減し、CEAも過去最高の2121を記録し、骨転移も頭蓋骨に転移したのが確認され、、母親は、このまま、衰弱して身体中、ガンだらけになって旅立つのではと、家族の誰もが思ったことでしょう。。

やっぱり、手術が不可能なステージⅣの肺がん患者が丸5年も生きる(生き抜く)という事は、、これら上記のような事が悔しいけれど、大なり小なり必要なんでしょうかね・・・。

さて、ブログを開始してもう直ぐ丸2年になるのですが、、非常に恥ずかしい話・・・私、、今朝、漸く気づきました。

「~周年」と「~年目」をごっちゃにしておりました^^;

母親の場合、「丸5年+n日経過→6年目の~」になることを、今更ながら、ハタッと気づいた始末です^^;

最初は、ブログのタイトルをコッソリ変えようかとも考えましたが、ここは、恥を忍んで(笑)、4年目から、いきなり「5年目」をすっ飛ばして、何だか詐欺行為をしているみたいで恐縮の極みではありますが、「6年目の~」とタイトル変更すること、何卒、ご容赦ください^^;




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先ほど、ある方から悲しいお知らせが届きました。

56歳団塊退職起業ー62歳がん闘病廃業+イレッサ回復日記を書かれていた「56」さんが、今週の日曜日(8月18日)にお亡くなりになられたそうです・・・。

56さんは、ご自分のサイトの中に、イレッサ患者掲示板を設けられ、又、東日本大震災の風評被害に苦しんでいた福島の農家の方達を少しでも何とかしたいとの一念から、現地に足を運び、サイト内に応援ブログを設けられる等、私の母親と同病ながらも常に積極的な活動をなされ、正しく「団塊世代」の意地を強烈に見せて下さった、凄い方でもありました。

只、残念なことに、亡くなる一年位前から、ブログをご自分で更新されることが不可能な状態になられて、、どうされているんだろうなとは時々、思いながらも、、未だ、肺がんの症状自体は大丈夫なはずだとばかり思い込んでいたので、56さんの訃報は驚きを禁じえません。。

「ぬらり」さん、「tamy」さん、そして、「56」さん。。

御三方とも、肺がんという中々、難しい病気に罹患しながらも、ブログの更新が可能なその日まで、同病の患者さんや、そのご家族の為に真摯に尽くされてこられました。

改めて、私にはとても真似の出来ない、凄い方達と、ネットを通してではありましたが、ご一緒の時を過ごすことが出来て本当に光栄の極みだったなぁとつくづく感じています。

本当に有難う御座いました!
本当にお疲れ様でした!

「56さん」のご冥福を心からお祈り申し上げます。

市川



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