俺中学一年生の「田中 優太」
誰だよありふれた名前とか言ったの?!
超ど田舎に住んでる。
家はパン屋。
自家製パン。
全部自然のモノで作ってる。
小学校にあがるトシの時だった。
そんな平凡な俺の家の隣に誰か引っ越してきた。
「こんにちわ~隣に引っ越してきた橋本です~」
母ちゃん達は店に行っていたので俺が出た。
メガネをかけている30代くらいの優しそうな雰囲気をまとってる男性が居た。
俺はおじぎをしてあいさつをした。
「よろしく。」
おっさんは手に持っていた引っ越しのあいさつの品を渡してくれた。
まんじゅうだった。
東京まんじゅう。
東京からか。
都会モンだな。
よくよく見たらおっさんの後ろに誰かいた。
俺がそいつを見てるとおっさんはその子を前に突き出して
言った
「この子は僕の子供だよ。年齢はキミくらいだと思うけど」
と言って子供に自己紹介しなさい。
と言っている。
その子供は
美少年。って感じだ。
クールなオーラをまとってる。
緑色の帽子を深くかぶって
水色のシャツにカーキのズボンだ。
「…となりに引っ越してきた橋本 結城。新小学一年生。これからよろしく。」
少年はずいぶん素っ気なく出来る限り関わりたくないようだ。
「あらあら。こんにちわ~!!引っ越してきた人?」
母ちゃんが店から出てきた。
母ちゃんと橋本のおっさんはしばらく話していた。
母ちゃんはいきなり
「そうだ!優太アンタ暇でしょ?この子に村を案内してあげなさいよ。」
最悪だ。
正直言ってとなりにどんなヤツが引っ越してくるか楽しみだった。
それがコイツだ。
さっきから案内してやってるのに何の反応もない。
急にそいつは口を開いた。
「ねぇ」
「え。何?」
少しとまどってしまう。
声は高い。
「俺。こんなだけど女だからな。」
「ハァ?!」
何言ってんのと思った。
「女だけど性格はこんなんだから。」
「だってどうみてもおと…」
「パスポートみる?」
パスポートには「女」と書いてあった。
「う、う、う、うっそーん!!」
超びっくりして思わず飛び跳ねた。
「プッ。あははは!馬鹿ぢゃねーの?!」
「うっせー!びっくりしたんだよ!」
それから俺ゎこいつと親友になった。
話してみると気さくで面白い。
クールだと思ってたけど
あれはただの人見知りだったみたいだ。
そして今。
「結城~学校行くぞぉ!!」
「あいよぉ!!」
俺と結城は毎日一緒に登下校してる。
今日は入学式が終わって初めての授業の日。
ここはど田舎で子供が少ないからクラスは2つだけ。
俺と結城は同じクラスだった。
中学は制服は無かった。私服だ。
中学になった。と言っても
中等部に上がっただけ。
あんまり変わりなかった。
でも最近少しだけ結城が女らしくなったキがする。
結城は父親と2人暮らしだ。
母親とは別居している。
と言っても母親は芸能人でどうしても東京にいなきゃならない。
父親が転勤になっただけで離婚とかそういうものでは無いらしい。
「なんか結城、女っぽくなった気がする。」
「あぁ?目いかれてんじゃねーのぉ?」
自転車の後ろで結城は言った。
(チャリ通OKって事で。)
「いや~なんとなくなった気がする。」
「あぁ髪のびたからかもね。」
「あーそっか。」
「髪切らなきゃねぇ~」
結城は結構女っぽい顔をしている。
二重で目は大きくぱっちりしているしまつげも長い。
性格のせいで皆気付いてないけど。
幼なじみの俺だけが知ってるんだ。
他の奴らは知らないだろう。
母親はとても美人だ。
母親に似たのだろう。
中学になってからますます可愛くなった気がする。
好きじゃないよ。
俺はそういうのに興味ないし。
結城になんか惚れない。
でも、
いつか結城が誰かと付き合って
俺意外のヤツとベタベタするのなんて考えると
変な気分になる。
そんな風に最近思う。
今日は結城と遊ぶ約束をした。
もちろん格好は学校のと一緒。
2人でゲームしたり川で遊んだりかけっこしたりする。
疲れてしまって芝生の上でひと休みした。
あんまり疲れていたので2人共ぐっすり寝てしまった。
目が冷めてしばらくボーっとしていたら
結城は寝相が悪くて寝ぼけ俺の背中に抱きついた。
背中にやわらかい感触がある。
離そうと思って結城の方に体を向けたら
顔がすぐ近くにあった。
目をとじているからか余計にまつげが長い事を感じた。
離そうと思ったのに思わずキレイな顔に見とれてしまった。
パチっと目をあける。
どきっとして体中熱くなる。
「あぁ、ごめんごめん。寝ぼけちゃったぁ。すっかり寝ちゃったね帰ろっか。」
「あ、ああ。帰ろう。」
熱があるんじゃないかと思うくらい体は熱くて心臓が何かに縛られてるように苦しくなった。
早く結城のそばから消えたいけど家が隣だから一緒に帰ってしまう。
こんな気持ち初めてだった。
結城(小学一年編)↓下手だねwパコって難しいのねんw