意味が分からねえ
歩と付き合う
それを教えただけなのに。
意味が分からねえ。
なんでキレられなきゃいけねえんだよ?
散々
「オマエゎ彼女つくんねーのか」
とか
「彼女つくってみろよー」
なんて言ってたくせに
最近じゃあ俺と顔合わせるたびにキレて
説教して
あげくのはてはビンタ
俺…可哀想…
誰がどう聞いたってアイツが悪いだろ。
男子会の前に一番に教えてやったっつーのに。
幼なじみの親友に彼女が出来たんだぞ?
おめでとうとか言えねえのかよ。
ホント意味分からねえぇ
でもー。
その後俺は言い過ぎたかもしれない
『オマエなんなんだよ!?友達に彼女ができたんだから祝うとかできねえのかよ?!』
『俺ゎ悪くねえだろ。オマエなんかと付き合う凉汰が可哀想だぜ!!』
『もういい!オマエなんかとは絶好だ!!二度と喋りかけるな!!』
言い過ぎた『かも』
っつーか、完璧言い過ぎたな…
結城は俺にビンタをおもいっっきり喰らわして何も言わずに走って学校に行ってしまった
俺は1人で学校にむかった
教室入ろうと思ってドアに手をかけたそのとき、廊下で声がきこえた
「アンタ最低!!」
良く聞こえないけど廊下に響くこの声ー。
声の方向からしておそらく
この廊下の突き当たりのドアを開けるとある非常階段からだろう。
気になるから行ってみるとそこには
歩と結城が口論しているようだった。
結城がひどく怒っているようだった。
歩は泣いてる
ヒドい剣幕で何て言っているのかよく聞き取れない
さっきまでシュンとしてただただ泣いていた歩が何か言った
と思うと
結城の目は殺気立ち
手を振りかざした
ーあぶない!
俺はすぐに歩をかばう
ーばちーん!
鋭い音がして俺の頬は真っ赤になりじんじんとする
「オマエ…女に手出すなよ」
「優太…」
歩は泣きながら
俺に言った
「結城ってばヒドいの!優太と別れろだなんて言ってアンタとは釣り合わないだなんていうの」
「結城、俺にもう関わるな」
「ちがっ…!!」
結城は何か言おうとしたけど
俺の顔を見て諦め言った
「そう…ずっと一緒にいた私より、歩のほうがいいんだ…」
俺は何かスゴくココロが痛くなった



