色々な完成品を披露させていただいているこのブログ。
「エアブラシ(ハンドピース)は何をお使いですか?」
「いつも使っている塗料って何ですか?」
と、お問い合わせいただける様になりました。
エアブラシは
ハンドピース:ドイツH&S社 ハンザ381
(0.3mm口径)模型用としてはちょっと贅沢な仕上がりですが
最も気に入っている点は分解清掃が容易なところです。
ノズルパッキンとノズルカバーでノズル本体をボディに固定するという独自の方法で、
洗浄時のうがいのし易さや塗料の固着でノズルネジを破損させることがない点です。
操作も押してエアーを出してから塗料の量を調節する
(ダブルアクション)タイプではなく、
後方に引くだけでエアーの流量と塗料の吹き出し量が同調して最適な状態を保つ様にできています。
(トリガーアクションです)
カップも取外し可能で、落とし込み部分を目視で清掃可能な上、別売のアイテムで容量の変更が可能で、小さなモデルを仕上げるときにカップが邪魔になることがありません。
「砂目吹き用キャップ」も別売で設定してあり、皮膚表現や光源を考慮したハイライト仕上げに便利です。
もう10年選手ですが、分解・清掃が簡単で5年前にノズルパッキンを交換しただけで、今の主力を担っています。
・エアテックス セルフィー(0.2mm口径)
ハンザには0.2mmの設定もありますが、作業性を考慮してこちらも2年前から導入しています。
本体後部のアジャスターを回すことで、エアーを流しっぱなしにできるので、塗料の吹き出し調整だけに集中できる点がお気に入りです。
そして、ハンザの様にトリガーアクションタイプとして使用も可能。
カップ容量は2ccと小ぶりですが、H&S社のカップがそのまま使えるので、大きなモデルにも対応できます。
小回りの良さを活かして
主に小スケールの大戦機・AFVのスポット迷彩の塗装やフィギュアの陰影再現に用いています。
本体後部には、エアの流出量を単体で調節可能な様にタミヤ エアー調整バルブを装着しています。
コンプレッサーにはドレンとエアタンクを接続して、排気脈動と多湿時の水滴を抑えています。
カラーは主にラッカー系をベースにエナメルを仕上げに使い、それぞれの隠蔽力の違いを利用する場合は水溶性タイプも。
またレジンの足付にアクリジョンや光沢仕上げの際にウレタンも使います。
ザッとお答え致しましたが、皆様のご参考になれば幸いです。
ちなみにこの設備は秘書と共用しておりますので、買い替えには協議が必要なことを最後にお伝えしておきます。
試し吹きはこんな感じです。