深夜、同居人の部屋から見知らぬ人々の声が聞こえてくる。こんな時間に友人かと思ったがなんだかずいぶん大勢のような気がする。半覚醒で耳を澄ますとチューニングの悪いラジオの音声のようであるが、4、5人分の声が聞こえてくる。テレビで何かのトーク番組でも見ているのかとも思ったが、なんだか挨拶ばかりしている。どうもチャットが音声化しているらしいと思ったところで意識を失った。翌朝聞いてみようかと思ったが、忘れてしまい聞きそびれた。
いま、ニュースのサイトをたどっていたら、おぼろげな記憶がはっきりと像を結んだ。どうもSkypeらしい。なんと中途半端なコミュニケーション手段だと、憎々しく思った。
明日の朝起きたら、

我が家ではSkypeは禁止する


と宣言するつもりだ。