刑事事件手続きのなかで,「保釈」という言葉を聞いたことはありますか?多額の保証金と引き換えに身柄を解放されたとニュースになることもあるでしょう。
保釈とは,裁判所に保証金等を納付することで,勾留の効力を残しながらその執行を停止し,被告人の身柄を解く制度のこと。ご想像のとおり,これらの保証金はまとまった額となるため,短期間で準備するのはとても大変。そんなとき,日本保釈支援協会の保釈保証金立替制度を利用するというのも,ひとつの方法となります。
申込みはスマートフォンからも可能。審査に通れば,立替金額に応じた手数料を支払うことで,保釈保証金を立て替えてもらうことができます(限度額500万円)。
注意したいのは,立て替えにあたって自己負担金を準備しなければならない場合もあること。この自己負担金は裁判が滞りなく終われば返還されますが,最初に用立てるお金が増えてしまうことにかわりはありません。
保釈請求と併せて保釈保証金についても,担当弁護人と相談しながら進めることをお勧めします。
事務局I