おはようございます

イタカンのぐっさんです。

 

 さて、今日はこのオーバーホールの中でもスペシャルプランでも提供しているコーティングのお話第二弾です。

最近のブログのおさらいとしては、界面活性剤の泡泡でバイクを包み込み、綺麗にした後、フッ素化合物入りのコーティング処理を施すと、ロータス効果の蓮の葉っぱほどでは無いですが、愛車表面は撥液性に保たれ、水を弾くとともに汚れを付きにくくする効果があると言う内容でした。

 

 そのコーティングですが、あの有名な「ガラスの鎧」では次の様にうたっています。

「クリスタルコート「ガラスの鎧」はクリスタルガラスに匹敵する表面硬度7H~9H(塗装面の約3倍の硬さ)になります。」

その硬さを出しているのがガラスのコート(クリスタルコート)ですが、表面硬度7H~9H塗装面の約3倍ぐらいの硬さになるそうですが、

 この「表面硬度7H~9H」って何?って思いませんか?

 

 ここで登場するのが、そう「えんぴつの芯」です。

みなさんは普段鉛筆を使う時「HB」や「2B」或いは「H」などを選択すると思いますが、そのH=Hard(硬さ)、B=Black(黒さ)と数字で表されH→2H→3Hとなるにしたがって硬くなり、B→2B→3Bとなるにしたがって黒くなり(かつ柔らかくなり)ます。

 なのでこの「えんぴつの芯」で物の表面をなぞると、その表面の硬さがh「えんぴつの芯」の硬さより柔らかいと表面が傷つき(或いは凹み)表面の硬さが判断できるという事です。

この「えんぴつの芯」を使った検査を「ひっかき硬度(えんぴつ法」と言い、主に塗装膜の硬さの基準に使われています。

 


 下の図は、その判断に使用されるものですが、表面が凹む場合と傷つく場合共にそのえんぴつ硬度より柔らかいと判断されます。

 

 その試験方法は以下の様に厳格に決められており、下の様に温度、湿度、試験回数、なぞる時=傷を付ける時の鉛筆の角度や荷重などが決まっています。

 ここには書いていませんが、えんぴつの先をどの様に削るかも決まっています。

 

参照:https://www.jpia.or.jp/test/items/enpitsuhou.html

 

 面白いのが使用するえんぴつはJISで決められており、「三菱鉛筆のuni」と指定されています。

 

 普段何気なく使っている鉛筆、特に三菱鉛筆のuniは小さい頃からよく目にする小豆色の鉛筆です。

 また45度の角度に固定し、決まった荷重を掛けるための治具も販売されています。

 

 海外ではこの様な試験方法を取り入れているのかと思って見てみたら、アメリカやヨーロッパなどでも同じ様に鉛筆硬度を試験に用いているようで、しかも三菱鉛筆がスタンダードになっている様です。(なんだか嬉しい)

「Mitsubishi pencils are used worldwide as the standard for hardness testing, especially in the coatings and paint industry. The pencil hardness test system operates according to international standards such as ASTM D3363, ISO 15184, and JIS K5600. The goal of this test is to determine the scratch resistance of a surface using
pencils with different hardness grades.」

参照:https://www.solvica.com/

 

 次回はえんぴつの硬度について、実際どれぐらいの硬さなのか日常的にあるもので見てみましょう。

 

では~~ぐっさんでした~

 

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